マンガのおはなし

【2021年】5月に読んだマンガ、感想とおすすめ。

5月も面白いマンガをたくさん読みましたので、感想とおすすめの紹介したいと思います。5月発売の作品を中心におすすめ順に書きますが、多少の前後があったり、急に古い作品も出たりしますが、そのあたりはご了承ください。

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推しの子 4巻

B子町の初めてのステージがメイン。
なんていうか、最高。
3巻からの流れも有馬かなのツンデレっぷりも、
笑わせるのも、泣かせるのも、
表の話と裏の話が同時に進むストーリーも全部好き。
5巻からの新章も楽しみ!
とりあえずみんな読むべき。

アスペル・カノジョ 12巻完結

素晴らしい最終巻だった。
発達障害、アスペルガーを題材にした、
描き方の難しい作品だったと思うけど、
最後まで丁寧に描かれていたし、
このマンガが少しでも誰かの役に立つ事を願います。
あとがきを読んだら、
作者の萩本創八さんの思いを更に知れた気がする。
素晴らしい作品をありがとうございました。

女の園の星 2巻

やっぱり星先生はいいなー。
そして今回は小林先生がキレキレ。
朝から読むのにちょうど良いし、
むしろちょっとテンション上がり過ぎるかも。
朝から笑って1日が始まるのは幸せ。
爆発力を備えた安定性がある。
クラスの生徒たちのクセの強さも良いし、
女子校ってこんな感じだと誤解しちゃう。

雨の日も神様と相撲を 3巻完結

いよいよ大一番を迎えるカエルの相撲。
そして物語はクライマックス。

クールで小柄な文季と、美人で怪力なツンデレお嬢様と、
カエルの神様のやり取りは楽しいし、
相撲、殺人事件、風習、恋、
色んな事を同時に進めながら結末が上手くまとめてある。
また最初から読み返したい、おすすめ作品です。

焼いてるふたり 1巻

マッチングアプリで知り合ったふたりが、
転勤を機に交際を飛ばして遠距離結婚。
毎週末転勤先の家の庭でBBQで肉を焼いたりしながら、
少しずつ距離を縮めるゆっくり恋愛マンガ。
外で肉を焼きたくなるし、ふたりとも優しいし、
面白くて何度でも読める。
これは大当たりの予感。

おとなりに銀河 2巻

お付き合いをする事になって、
みんなで動物園に行ったり楽しい日々を過ごしているのが、
見ているだけで微笑ましくてたまらない。
1話ごとに感想をツイートしたくなる気持ちを我慢して最後まで読みました。
島のことは気になるけど、幸せそうな人たちを見るのは本当に楽しい。

薬屋のひとりごと 8巻

猫猫との勝負に負けて緑青館の娼婦を身請けする羅漢。
羅漢の過去と、猫猫の出生の秘密、
そして羅漢が選ぶ相手で盛り上がり、色んな事が腑に落ちた。
そしてみんな大好き、
作画担当ねこクラゲさんも楽しみにしていた猫登場。
非常に充実した1冊だった。




ダーウィン事変 2巻

ヒトとチンパンジーの間に産まれたヒューマンジーのチャーリー。
読んでて腹が立つほど周りが嫌なヒトだらけ。
数少ない優しいヒトとが救い。
優しいチャーリーに早くみんな気付いて欲しい。
ヒトと動物とその境界線、考え方が好きな作品。
次巻予告がサラッと過激で超楽しみ!

フラジャイル 20巻

新章に突入。
飛行機内でお客様の中にお医者様は……からのスタート。
やる気に満ちたヒーロー志望の若い有能な医者の対応に苦労する話。
自分にとって正しい事が、本当の意味で正しいかは分からない。
それを先人達が教えてくれるんだけど、
問題は正しくない先人も多いって事だ。

来世は他人がいい 5巻

4巻から続く話は一旦終了。
キレキレの吉乃、
無理やり手を組まされた霧島と翔真、
謎の男アザミがぶつかり合う激しい争い。
霧島の性格と性癖が面白すぎる。
そしてやっぱり吉乃の切れ味が抜群。
次巻も目が離せない予感。

愛しの国玉 3巻

真実の愛を求める国玉(猫)が相変わらず可愛い。
お風呂も入れるようになったし、
お茶も入れられる(ぬるい)ようになったし、
もうほとんど人間だな。
実は気になっていた国玉の性別についてあとがきに書いてあったので、
みなさん最後まで読みましょう

ブルーピリオド 10巻

世田介くんと八虎。
それぞれの気付きと成長が良い形で描かれていて、
非常に好きな1冊だった。
ずーっと上手くいかない、合わないふたりが、
こんな形で良い方向に影響し合うのを読めたのが素直に嬉しい。
自分の好きを見つけるのって実は難しいけど大事なんだろう。
素晴らしかったです。

GIANTKILLING 58巻

このマンガは達海と椿の物語だと再認識しながら3回ぐらい涙が出て、
これはもうたまらないです。
チームメイト、スタッフ、サポーターの支えを思い出して、
そして達海の言葉を思い出して、
試合中に涙が溢れる椿が椿らしくて最高。
あとはタイトルまで突っ走って欲しい。

死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話 全2巻

死んだ息子の嫁のアンドロイドを、
家族として受け入れる、笑えて温かい話。
きっちり2冊でまとめてあって大満足の作品でした。
ちなみにエロ要素は一切ありませんので、
安心、もしくはがっかりしながら楽しんで下さい。

BEASTCOMPLEX 3巻

『BEASTARS』と関わりは殆どない。
でもサグワンさんの話があったのは嬉しかった。
板垣巴留さんが自ら故郷と言ってるこの世界を、
これからも楽しみたいと思わせてくれる話ばかり。
表紙のアルパカの話も、牛ダシの話も好きだったな。
4巻の発売を気長に待ってます。




アオアシ 24巻

前半終了まで中身の濃い、激しい戦いが続く。
自分と同じタイプの理想系を目にしたアシト、
チームのために働く仲間、選手を細かく見ている監督、
それぞれの思いが伝わる前半だつた。
後半は何を仕掛けるのか、どうなるのかが気になる。
最後に、アニメ化おめでとうございます!

GOATHEAD 1巻

感染すると体内で増殖して巨大化、
人々を襲うウィルスに組長を殺されたヤクザが、
詐欺担当の舎弟と仇を取るアクション漫画。
テンポが良くて面白い。
コロナをゴートに置き換えて描く辺りが今ならではといった感じ。

ダブル 4巻

復帰した多家良に舞台のオファー。
愛姫、九十九と一緒の作品作りに友仁が絡んだ所から予想外の展開に。
そうきたかーと、この先どうなるの?が同時にきた。
友仁が何を思って何をしているのかが気になる。
少ない登場人物だけどゴチャゴチャして熱い。
熱量が半端ない。

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 1巻

人間を猫に変えるウィルスが原因のニャンデミックが発生し、
猫に支配されてしまった恐ろしい世界が舞台。
以前1話だけ無料で読んだ時の勢いのままの素晴らしい物語。
恐ろしさと可愛さの狭間で苦しむのは辛そう。
ゾンビを猫に置き換えた世界観が最高です。

果ての星通信 2、3巻

地球に帰れない事を理解して少し前向きになったマルコ。
マウーとレゾルは可愛くて、切ない話を少し明るくしてくれる。
そしていよいよ本編スタートといった感じで、
星作りや違う星に行く話が始まるけど、
本当に色んな生き物、価値観、生活が出てくる。

3巻ではマルコが大事件に巻き込まれ、
番外編も含めて切ない話が多い印象。
それでも仲間達の雰囲気が明るくて楽しく読める。
気になるマルコのあの人はどんな人なんだろう?
なにか隠されてる気がするんだよなー。

モディリアーニにお願い 2巻

バカでも入れる美大の三人組。
多くの不安を抱えながら頑張る姿も、
どうしようもなくて吐き出す姿も、
上手く表現してあって心に響く。
もっくんの才能も、藤本の葛藤も、千葉のひたむきさも、
ひとつひとつのエピソードが良い。
大事に読みたい。

ほしとんで 4巻

スランプに陥る流星。
そして明かされる中学校時代の黒歴史!
俳句の事も真面目に教えてくれて、
季語と体感の季節の違いなんて正にそうだと思う。
個人的には5月から9月半ばまで夏だと思ってる。
俳句はスペースで区切らない方が確かにカッコいいな。

呪術廻戦 15巻

アニメから入ってついに追い付いた。
渋谷事変長過ぎ!
でもここまで一気に読めたから読み始めるのは遅くはなかったはず。
メカ丸は泣かせるし、まだ出てこない乙骨、
そして真人と夏油、野薔薇、ナナミン、
全員がどうなるのか気になって仕方ない。
スゴい作品だな。




亜人 17巻完結

作者あとがきにも書いてあるように、
当初の予定とはだいぶ違う展開だったと思うけど終わった。
最初の衝撃から少しテイストは変わったかもしれないけど、
最後まで読んだし楽しんだ。
亜人は死なないだけのただの人間。
死んでみないと分からない。
たけのこも亜人かもしれない。
死んだら分かる。
お疲れ様でした。

東独にいた 2巻

主義と主張は違うけど、同じ平和を求めて戦うふたつの組織。
秘密警察に捕らえられたフレンダーの奪還に動くフライハイトと、
それを阻止するアナベル達MSG。
単なる能力バトルではなくて、
物語に深みもあり、リアリティーもあるのが怖い。
そしてこの終わり方は反則だー。

夏目アラタの結婚 2巻

弁護士に続いてアラタの同僚の桃ちゃんも真珠に魅了されてしまったのかな?
お互いの駆け引きの中で本音がチラホラ出始めて、
この先の展開は全く想像がつかない。
ハッピーエンドの可能性を残したまま続けるのか、
延々とバッドエンドに向かうのか……?

潮が舞い子が舞い 4巻

相変わらず1話が濃厚な青春トーク漫画。
今回はバーグマンの出番が今までに比べてかなり多かったと思う。
読むのに時間がかかるけど、何回読んでも面白いスルメ漫画。
登場人物の顔と名前をもっと一致させたいからもっと読み込もうと思う。

ライドンキング 6巻

海の向こうで魚人族と出会ったり、
デカい亀と戦ったりの大統領。
ドラゴンボールを7つ集めて神龍を……みたいな流れになるし、
男塾みたいな言葉も出てくるし、相変わらずネタが豊富。
出てくるモンスターがカワイイのもこのマンガの良いところだな。

青の島とねこ一匹 4巻

ゆったり流れる時間と美味しそうなご飯。
海に行ったり花火をしたり台風が来たり両親が来たりするけど、
平和で安心して読んでいられる。
最後に出てきた人は誰だろう?
あまり波風が立たないといいな。

無能の鷹 3巻

相変わらず見た目と違って無能な鷹野が、
周りや他社の人を巻き込んで誤解させ続ける。
上司も同僚も困り果ててるけど、
鶸田との相性は少しだけ良いのはやっぱり面白い。
そろそろネタに困りそうな気がするけど、
新展開とかあるのかな?




対ありでした 2巻

お嬢様学校に入学した格ゲー好きが、
同じ格ゲー好きを見つけて、
なんとか寮内でゲームができないか考える2巻。
格ゲーは長いことやってないけど、やれるのかな?
煽られたりしたら泣きたくなるし、
eスポーツ番組見た感じだと無理そうだったんだよなー。

おとなになっても 3巻

義実家に引っ越した綾乃と、
美容師に復職して引っ越した朱里は偶然お向かいさん。
家族ぐるみの付き合いも、地域の付き合いも始まるし、
綾乃がふわふわし続けてて、
気持ちもよく分からないだけに朱里は大変そう。
次あたりで大きな動きがあるかな?

女と猫シリーズ 全6巻

サラダをメインにお酒を楽しむ店に集まる女性達と、
その店のシェフの物語。
個性的なメンツと美味しそうな料理、
それぞれの人生観と事情を時に楽しく、
時に苦しく描いた作品で非常に面白かったです。
老若男女問わず、オススメです。

サマータイムレンダ 全13巻完結

実際はたった3日間の出来事だったけど濃密。
そして予想と違う終わり方。
多くの伏線を回収しつつ、結末に持っていく、
タイムリープ、バトル、恋愛を詰め込んだ素晴らしい作品でした。
アニメ化も楽しみにしてます。

天使のツラノカワ 全5巻

クリスチャンの女の子がヤケになって、
自分の処女を10万円で人気作家に売る所から始まるドタバタ恋愛劇場。
美男美女だらけ、何でもそつなくこなす人だらけの中、
主人公の天然信仰奇跡が波乱を巻き起こす。
何度も読み返している大好きな一条ゆかり作品。

ヨルムンガンド 11巻完結

武器商人と旅をするヨナ、武器商人のココ、
平和を求めて武器を使う2人が袂を分ける。
何が正しいのか、どうすれば戦争が無くなるのか、
未来なんて分からないけど、
ココが見せてくれる新しい世界には興味がある。
最後まで楽しかったし大満足です。
さすがは人気作品でした。

亜獣譚 全8巻

人が異形の獣になる病、亜獣病。
人と獣とその間の存在達の激しい感情と戦いのダークファンタジー。
始まりから重く激しい展開で最後まで駆け抜ける重厚なストーリー。
万人受けする内容じゃないけど読んで良かった。
作者の次回作にも期待したい。

ビューティフル・エブリデイ 2巻まで

連れ子同士の再婚で兄と妹ができたエロ漫画家の娘が、
セクハラ兄とブラコン妹と暮らす話。
オムニバス形式で途中から一気に面白くなったから、
最後まで読んで良かった。
盛り沢山な内容を上手くまとめてあると思う。
2巻で終わりと思っていたら、まだ続いているらしい。
それならそれで、続きが楽しみ。




ショートショートショートさん 1巻

アラサー女性でショートカットのショートさんの日常を、
ショートストーリーで描いた作品。
各短話ごとに色んなことがあったりなかったり。
痛々しい話も可愛い話もあって楽しい。
たけのこは、弟さんが心配です。

Shrink 1巻

精神科医の話。パニック障害、うつ病の患者さんが1巻では登場。
精神科を受診するハードルが日本では非常に高いのはよく分かるし、
それが決して良い事ではないのもよく分かる。
もっと精神病患者が増えればいい、
その言葉は深くて良い表現だと思った。
やっぱり良い作品、続きも読みたい。

キンとケン 1巻

古代中国のマイナーな皇帝・劉欣と、
部下の董賢を新解釈で描いた国を守る戦いの物語。
時代的には『キングダム』『項羽と劉邦』の後で『三国志』の前の時代。
一癖どころか十癖以上あるクセモノたちを相手に、
奮闘する二人を応援せずにはいられない。
全2巻らしいので次巻が気になる。

スケッチー 1巻

女の子がスケボーを始めるマンガ。
それだけの知識で読み始めたら、
『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』の作者さんで、
淡々とした流れながらも複雑な状況の女性たちが登場し、
先の展開が楽しみ。
自称、自己表現の鬼は笑うしかない。

惑星クローゼット 全4巻

愛海は眠ると見知らぬ世界にいて、
その世界にいるフレアを助けようとする。
その世界にいる怪物は徐々にこっちの世界に来ようとする。
面白くて難解なSFサバイバル作品で伏線だらけだから読み返す必要あり。
それを踏まえてもう一回読んでみようと思う。

カラーレス 2巻

無色で異形化した人間達の世界で、
色の持つ力と異形ではないヒロインが鍵を握る物語。
少し謎が解けて、緑以外の色が出てきて、
教団の狙いが分かってくる。
独特の世界観と色の使い方が面白い。

クマ撃ちの女 4、5巻

油断してクマに襲われる師匠。
そこでチアキが学んだ経験は違法行為も大事。
そんな変人チアキの若い頃の変人エピソードを盛り込みながら、
憎きアイツらしきクマが登場。
アイツなのか?撃てるのか?
第一部クライマックス。

5巻の途中から第一部が終わって第二部スタート。
チアキが狩猟犬を飼い始めて、クマを狙う。
他人の気持ちとか分からなそうなチアキが犬?
と思ったら案の定、上手くいってなくてある意味安心した。
緊迫感のある狩猟シーンで次巻も楽しみだし、
旭山動物園に行きたくなるおまけも良かった。

左ききのエレン 16巻

最後のパルプフィクションのシーンが良かった。
光一が出てこないと落ち着いて読める。
そろそろ終わりが近いかな?

あさドラ 5巻

アサは怪獣と戦い、
友達たちは芸能界とプロレスに関わりを持つ。
そして東京オリンピックの朝を迎える。
浦沢直樹好きだから読んできたし、
これからも読むけど、大丈夫かな?
不安でいっぱいの展開だけど辛抱強く読み続けます。

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今月のおすすめは、
『推しの子』『女の園の星』はもちろんですし、
『焼いてるふたり』『おとなりに銀河』の、
ふたつのラブコメが面白かったです。

最終巻が発売された作品も、
『アスペル・カノジョ』『亜人』
『雨の日も神様と相撲を』など、
良い終わり方で大満足でした。

セールで買った作品では、
『サマータイムレンダ』『ヨルムンガンド』
『亜獣譚』『惑星クローゼット』など、
まとめ買いして大正解でしたね。

『果ての星通信』『モディリアーニにお願い』は、
完結済みですが一気に読むのがもったいないので、
少しずつ読み進めています。

『呪術廻戦』はついに追い付きました。
これは本当に名作です。

たけのこが5月に読んだ、
おすすめのマンガを紹介しました。
参考にして頂ければ嬉しいです。

最後に、今まで読んだマンガの感想を、
月別にまとめた記事を貼っておくので、
よろしかったらご覧ください。




ABOUT ME
たけのこ
マンガとゲームとサッカーと美味しいものが大好きです。 マンガの感想と紹介をまとめたページはこちらをご覧ください。