マンガのおはなし

【2023年】1巻が発売!いま注目のおすすめ新作漫画紹介【1月】

新しい漫画を探すのは時間も手間もかかりますよね。1月に1巻が発売されたばかりの作品の中からおすすめの作品を紹介しますので、参考にしてみて下さい。各作品の画像はAmazonへのリンクになっているので、気になる作品はそちらからどうぞ。




スティアの魔女 1巻

人間と魔族の領地の境になる大きな川のほとりで渡し守をしているハルが、危険を伴いながらも働く日常を描いたファンタジー。

かわいらしい絵柄だけど重苦しさを予感させるハルの過去が少しずつ明らかになっていくのが世界観も含めてとても良い。おすすめ。

この復讐にギャルはいらない 1巻

『顔がこの世に向いてない。』のまの瀬最新作。両親を殺された殺し屋がファミリーを抜けて地味な高校生活を送るはずの話。クラスのギャルを助けてから仲良くなってしまい、彼女は刺客なのでは?と怪しみながら日常を過ごすラブコメ。

たくさん出てくる小ネタや、基本的に陰キャの主人公の自己評価の低さ、他のキャラの濃さ、親指潰しというあだ名、全部が程良く噛み合ってて面白い。だらだら長く続いて欲しい作品。

いやはや熱海くん 1巻

顔の良い高校生の熱海くんが毎日のように告白を断りながら、すぐ人を好きになる日常物語。

独特でシュールなセリフと言葉使いが魅力的で、入口も出口もない迷路を描き続けてる辻くんなど、少しずつ広がる交友関係も面白い。熱海くんの恋愛対象は男だけど、BL感は特にない。

司書正 1巻

古代の王国を舞台にしたSF宮廷劇。 国の全ての書物を収めた蔵書樓の奥にいる司書正とそのお世話をする側女。満足に日常生活も送れず、話もしない司書正の実態、宮廷内のドス黒い権力争いと愛憎劇。面白くて夢中で読んだ。これは期待できる、おすすめ作品ですね!

放課後ひみつクラブ 1巻

学校の謎を解き明かしたい美少女と、彼女をほっとけないツッコミ担当の男の子が活動する放課後ひみつクラブ。

独特の空気感とボケとツッコミが1話目から炸裂してクセになる。ふたりの会話と小ネタがたまらない。ハマらない人には全く面白くないだろうけど、個人的には大好きです。

アルマーク 1巻

傭兵の息子として生まれ、傭兵として育ったアルマーク。父の願いで魔術師になるために魔法学院に向けて旅に出る。

1巻丸ごとプロローグな感じの丁寧な描写で始まったファンタジーで、今の時点では期待感しかない。剣と魔法、差別や偏見、友情と成長の物語になるのかな?楽しみです。

ビターコネクト 1巻

友人、仕事、話し相手、恋人、セフレ、なんでも見つけられるマッチングアプリで繋がった人たちの1話完結オムニバス。少しほろ苦い話を中心に様々な人たちが出会い、繋がり、別れていく。

かわいい女の子と言葉の選び方と考え方が好きです。面白かった。

逢沢小春は死に急ぐ 1巻

18歳以上の安楽死が認められた日本の高校を舞台にした青春物語。小春は高校を卒業したら安楽死すると決めていて全力で楽しんでいる。隣の席の常はなんとか彼女を説得しようとする。全力で高校生活を楽しむ小春に影響される仲間たちとの青春は熱い。

だけどその裏にある卒業したら安楽死という固く重い決意と、その決意を常以外のクラスメイトは知らないという事実が切なくて悲しみを誘う。どんな結末が待っているのか目が離せない。

双影双書 1巻

宮廷影武者物語。遊郭生まれ、遊郭育ちの宵が皇太子の影武者として過ごす事になる。少しずつ打ち解け合い、尊重し合い、努力し続けたふたりの元に刺客が……。

ラストが想像と全然違くて驚いた。なるほど、こういう話か。これは面白い展開が期待できそうですね。前情報なしで1巻の終わりまで読んでほしい。

ドランク・インベーダー 1巻

異世界と繋がってしまった日本。異世界を酒の力で支配しようとする日本政府が選んだお酒が大好きで知識も豊富な親善大使トウジ。異世界の人たちを酒で不幸にさせたくないトウジが政府にひっそりと抵抗する話。

中世程度の酒造技術しかない異世界に持っていく酒の選び方や、酒に関する知識や情報も面白い。自由人のトウジの祖母や酒好きで不老不死の異世界女王も良いキャラで面白い。お酒が好きな人はさらに楽しめそう。

アラバスターの季節 1巻

廃墟に落書きをしていた美術部の幽霊部員が、美術教師のヌードデッサンをする事になる話。先生の美しさ、先生の描く絵の素晴らしさに魅かれて真剣に絵を描き始める。

クセのある幼なじみ、向上心の無い部員、たくさんの猫。先が楽しみな青春物語。

おひとりさまホテル 1巻

マキヒロチ最新作は『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』によく似たテイストの物語。月に一回ひとりで訪れるホテルで優雅に贅沢に暮らす姿と日常を描く。

いつか泊まってみたい、食べてみたい、飲んでみたい物がたくさん出てくる。マキヒロチ作品らしい、それぞれのキャラ独自の考え方や暮らし方があって相変わらず良い。平日は毎日ホテル暮らしをしてたり、恋人と同棲してたり、居候してたりの人たちがホテルでの生活を楽しむ姿はヒューマンドラマとしても面白いです。

戦車椅子-TANK CHAIR- 1巻

妹を庇って銃弾を受け意識不明になった殺し屋が、殺意を向けられると意識が戻る特異体質で殺し屋たちを殺すリハビリをしながら完全復活を目指す。

エグいシーンと兄弟の絵のギャップや、ヘンテコな設定が面白い。勢いよく短期連載で駆け抜けて欲しい。

涙子さまの言う通り 1巻

山本ルンルン最新のサスペンスホラー。昭和初期、新興宗教の教祖・涙子の恐ろしい程よく当たる占いと、涙子自身の恐ろしさを描いた作品。

涙子の周りで相次ぐ死と、それを怪しむ刑事。残虐な涙子と狂信的な信者たちが不気味で良い。今後にも期待です。

18=80(エイティーン エイティ) 1巻

80歳の幸子さんが18歳に突然若返る。若返って無双するわけじゃなく、年寄りに優しかった他人が若者には厳しいし、最新の技術や文化は難しくて苦労する。

35年ぶりの生理や久し振りの性欲、クセになってるガニ股と猫背、妙にリアルな若返りが面白い。

サテライト・コインランドリー 1巻

宇宙の片隅にあるコインランドリーで働くキリミと店長、いろいろな洗い物を持ち込むお客さんの物語。

優しくて静かに読んでいられるSFで、絵はキレイで登場するキャラたちもかわいい。少しずつキャラの深堀が始まりそうで楽しみな作品。

胚培養士ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~ 1巻

おかざき真里が不妊治療をテーマに描く最新作。主人公は顕微鏡を使い精子と卵子を授精させる胚培養士、色々な夫婦の強い想いの物語。男性不妊、高齢出産、最初から難しいテーマに踏み込んでいく。

辛い話が多くなるだろうけど大事な話なので読み続けたいです。

巨神姫戦記 1巻

神と人が共に生きる時代。巨大な神様は自分のムラの人々を魔獣から守りながら暮らしている。 突然現れた強力な魔獣に神様を殺され、ムラを滅ぼされた少年が炎の女神と共に剣を作り、復讐を果たす物語かな?

まだ始まったばかりなので今後に期待したい作品。巨大な女の子が好きな人にはぶっ刺さる。

散歩する女の子 1巻

女の子2人がお散歩するだけのゆるくてシュールな日々。楽しそうにいろんな事をしながら散歩する様子を実際の写真も載せながら紹介してくれて面白い。

作者は散歩が好きなんだろうな伝わってくる良い作品でした。2人の関係も好きです。続編にも期待。




1月に発売された新作漫画の感想をまとめました。不穏な空気を感じさせるファンタジー『スティアの魔女』がイチオシです。『この復讐にギャルはいらない』『いやはや熱海くん』『放課後ひみつクラブ』は言葉の選び方や小ネタが笑える作品で大好きです。

他にも『司書正』『アルマーク』など、1月は新作漫画が多かったし、面白い作品が多かったです。気になる作品があったら是非、試してみてください。

12月の新作情報はこちらにまとめてあります
2月の新作情報はこちら

最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。

今まで読んだマンガの感想まとめ

ABOUT ME
たけのこ
たけのこ
マンガとゲームとサッカーと美味しいものが大好きです。 マンガの感想と紹介をまとめたページはこちらをご覧ください。