新しい漫画を探すのは時間も手間もかかりますよね。7月に1巻が発売されたばかりの作品の中からおすすめの作品を紹介しますので、参考にしてみて下さい。各作品の画像はAmazonへのリンクになっているので、気になる作品はそちらからどうぞ。
氷の城壁 1巻
ついに、待望の、まさかの単行本化した男女4人の高校青春ゴチャゴチャ物語。他人と壁を作り、孤独を好むこゆんと、思春期ならではの悩みと勘違いが面倒な高校生活を送る同級生たちを楽しく読もうと思います。 縦読みから横読みへの対応、ありがとうございます!
ペンションライフ・ヴァンパイア 1巻
『ふたりエスケープ』田口囁一最新作はヴァンパイアと人間の女の子のペンション経営コメディ。カタラレと呼ばれる亜人たちと戦うために訓練だけをしてきたエリが、講和条約によって平和になった世界で突然普通に生きろと言われる話。
友達も上手くできないエリが、街で見かけたヴァンパイアのニカを追いかけてたどり着いたペンションを舞台に、本来は敵同士だったふたりが仲良くなっていく。ツンデレのエリと素直なニカ。かわいい女の子同士のやりとりがとても良い。平和に楽しめる作品です。
スクールバック 1巻
高校の用務員さんが生徒や先生と過ごす日常の話。悩み事やちょっとだけ気になる事を相談したり、雑談したり、問題を解決してくれたり、してくれなかったりする。程良い距離で接してくれる大人のありがたさがよく分かる。1話完結で多くの生徒にスポットライトを当てる形式も良いと思う。
こんな用務員さんがいたら過ごしやすくて最高だけど、用務員さんて今もいるの?
ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア 1巻
笑顔がかわいいクールなギャルにメロメロにされる隠キャ女子高生を岡野く仔が描いたら最高なモノが出来上がったよ!シルバニアファミリーを溺愛するギャルを中心に、シルバニア好きたちが集まって互いに良い影響を与え合う、全てをシルバニアが解決してくれる。そんな素敵な物語です。
放課後メタバース 1巻
図書委員で一緒になった一軍陽キャ女子を好きになった口下手隠キャ男子の話。考え過ぎて上手く話せない間にガンガン話しかけてくるコミュ強っぷりと脳内分析が面白い。
放課後の図書室で一緒に過ごす少しの時間がとても大事だと伝わる描写が最高。
スルーロマンス 1巻
元売れない役者とフードコーディネーター、同じ頃にフラれた女2人が一緒に暮らし、新しい恋をしたり、仕事をしたり、フラれたりしながら愛らしき物を求める。妙にリアルなようでそうでもない、クセのある人たちの内面を描きながら進む話が面白いです。
自由で自分勝手なマリだけど、悪い人間じゃないのが伝わってきて良い。
魔王城の料理番 〜コワモテ魔族ばかりだけど、ホワイトな職場です〜 1巻
異世界転生して魔王城の食堂で働くツムギ。元の世界に帰りたくないから必死で働くけど、同僚も上司も怖い魔族ばかり。慣れない魔界の食べ物を調理しつつ、職場の人間(魔物)関係を少しずつ改善していくグルメコメディ。先輩たちがツンデレでかわいいのが良い。
ふきよせレジデンス 上下巻
同じアパートに住む一人暮らしの人たちが、ちょっと変わったコンビニで働くギャル店員きらりと出会い、変化して、助け合う物語。接客は適当だけどお弁当は美味しい、変わった品揃えのツルカメコンビニの魅力も含めてとてもよかったです。
発達障害なわたしたち 1巻
『マキとマミ』の町田粥が描くコミックエッセイ。軽度のADHDと診断された漫画家と編集者が、発達障害の当事者たちにインタビューする様子を面白く、興味深く描いてあります。字が多くて読むのに時間がかかるけど、読む価値があります!面白い。
ある魔女が死ぬまで 1巻
見習い魔女が17歳の誕生日に師匠からあと一年で死ぬ呪いにかかっていると伝えられる。防ぐには嬉し涙を千粒集めろと言われる物語。 魔法で人を助けたりしながら少しずつ涙を集めるけど、単純な人助け物語ではない気がする。どんな話になるのか期待。
血を這う亡国の王女 1巻
小国の王女エビータが隣国の急襲で家族を殺され、娼館に売られ、娼婦プリシラとして暮らしながら復讐を目指す。 グロい、エグい、そんなにエロくはないので心の準備をして読みましょう。プリシラの表情が凄まじくて、とにかく人がたくさん死にます。
極東キメラティカ 1巻
キメラを狩る、狩人のユーリがヒト型キメラに殺されたかと思ったら寄生され強い力を宿す。ただ自由な暮らしを望むユーリだけど、そのせいで色々な事に巻き込まれる。
早くも出てくるNo. 1や強敵。戦闘シーンは迫力がある。まだ未知数だけど期待したい。
7月に発売された新作漫画の感想をまとめました。
なんと言っても『氷の城壁』のコミック化は嬉しいですね。縦読み漫画だから単行本化は考えていないとまで作者が言っていたのが、大変な修正作業の末、ついに発売。最高ですね!
『ペンションライフ・ヴァンパイア』は安定の百合もの、『スクールバック』は単話構成が合う、面白い作品でした。
ヒットメーカー岡野く仔『ギャルバニア』はもう最高です。尊さが詰まってはじけてますね。
様々なジャンルの作品があった7月の新作ですが、どれも高レベルで面白かったです。
みなさんの楽しい漫画生活の役に立てたら嬉しいです。
先月まで、2023年上半期の新作情報はこちらにまとめてあります
8月の新作情報はこちら
最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。