たけのこです。
柔道マンガ、なにが浮かびますか?
最近はあまり見なくなってしまった、
そんな気がします。
オリンピックはもうすぐです。
オリンピックと言えば柔道。
そんな時代がありましたし、
たけのこは今でもそう思っています。
そんな柔道が盛り上がっていた頃を思い出しつつ、
懐かしの柔道マンガを紹介したいと思います。
YAWARA!
田村亮子さんの愛称にもなっているこの作品。
アニメ化もされて大ヒットして、
柔道ブームの火付け役になりましたね。
主人公の猪熊柔(=ヤワラ)
祖父、滋悟郎の夢のオリンピックで金メダルを取り、
「国民栄誉賞」をもらうまでの物語。
普通の女子高生がオリンピックを目指す。
それも柔道で金メダル。
そしてあの王貞治と同じ国民栄誉賞をもらう。
マンガならではの話だったんです。
あの当時は。
それがヤワラちゃんブーム到来。
5度のオリンピックで2度の金メダル。
国民栄誉賞は叶いませんでしたが、
マンガに現実が追い付いてきたんです。
衝撃でしたね。
マンガはフィクション。
そう思ってたたけのこには、
現実が追いつくのは想定外だったんです。
忘れられないマンガになりました。
脇を固めるキャラも特徴的。
大金持ちの嫌味キャラ、本阿弥さやか。
柔道大好き三流スポーツ記者、松田。
イケメンあがり症のさやかの婚約者、風祭。
元バレリーナの親友、伊東富士子。
本気で柔道をやるきっかけになった、ジュディ。
今ではなくなってしまった「無差別級」
柔よく剛を制する。
このマンガは色々な事を教えてくれた、
素晴らしい作品です。
帯をギュッとね!
河合克敏作品のこのマンガ、
いわゆるスポ根マンガとは違うんです。
同じ高校に入学した5人で柔道部を作り、
上級生がいないため、上下関係のない部活動。
これはうらやましい。
効率よく、短時間で、楽しく。
部活中に水を飲むなと言われたあの時代、
最先端過ぎてついていけません。
水分補給の大事さはさすがに浸透しましたが、
未だに長時間練習、歯を見せるな、
そんな指導が少なくないんです。
マンガは先を行きます。
練習は嘘をつかない。
そんな事はありません。
メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も、
練習は平気で嘘をつくと言っています。
大事なのは効率と効果。
たけのこはこの考え方が大好きですし、
実証されています。
この作品はギャグやお笑い要素も多く、
キャラクターは可愛い毒キャラや、
ライバルでさえ笑えるシーンに使う。
とはいえ試合は真剣モード。
ハラハラドキドキはするし、
涙のシーンも多く登場。
読みやすくてバランスが良い。
チームメイト、後輩の男子部員。
マネージャーを含めた女子部員。
それぞれに物語があって面白いです。
柔道部物語
小林まこと作品。
代表作「1・2の三四郎」「What’s Michael?」
のような、独特の笑いのあるマンガ。
主人公は三五十五(さんごじゅうご)
この名前がすでに小林まことらしい。
良い人そうな先輩に騙され、
新入部員のしごきセッキョーをくらう。
これに負けるかと数人の同級生と残り、
来年のセッキョーを楽しみにする。
分かります、こうして続く負の遺産。
たけのこも味わいました。
そして味あわせました。
ひどい話です……。
全国制覇を目指す真剣柔道マンガなんです。
だけど三五は真剣になるとひょっとこ顔になるし、
緊張すると眉毛に円形脱毛症が出ちゃいます。
油断すると笑いを放り込んでくるんです。
柔道部の部室、床屋の本棚には、
大体置いてあった王道の柔道マンガで、
YAWARAと同じく、
柔道ブームの火付け役になったんですけど、
YAWARA以上の固定ファンが付いてる印象です。
ちなみに現在、続編にあたる作品で、
実在の金メダリストを題材にした、
JJM 女子柔道部物語を連載中。
新・コータローまかりとおる! 柔道編
これは少し変化球。
コータローまかりとおる!の続編。
この作品だけで完結しているし、
十分楽しめるけど、前作から読むのが正しい。
とはいえ59巻までありますけどね……。
主人公コータローは空手の達人。
そして女好きな大変態。
かわいい幼馴染がいて普段はおちゃらけてる。
だけど真剣になると強さを発揮する。
まさにマンガの主人公。
男子の憧れ。
このコータローが柔道部と、
柔道部員の西郷三四郎、三船久三、
懐かしのメンバーに巻き込まれ、
巻き込みながら新柔道部を設立する。
コータローが好きな人は面白い。
そうじゃない人には響かない。
そんなマンガなので、是非とも前作、
コータローまかりとおる!から読んで欲しい。
不良との辛みの昭和臭。
空手大会を通じて芽生える友情。
うーん、王道少年マンガ。
そして突然バンドを始めて、
日本の危機を救っちゃう。
古き良きマンガは良いですね。
たけのこはスポーツマンガが大好きです。
そしてスポーツ全般が好き。
もちろん柔道も大好きです。
最近は外国でも柔道がさかんになり、
嬉しい反面、日本人が勝てなくなってきました。
もう一度、柔道は日本のお家芸。
そんな時代が来るのを期待してます。
そしてそのためには柔道マンガの活躍が、
不可欠なんです。
新しい柔道マンガの登場と大ヒットを、
心待ちにする、たけのこです。