新しい漫画を探すのは時間も手間もかかりますよね。1巻が発売されたばかりの作品の中からおすすめの作品を紹介しますので、参考にしてみて下さい。
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2024年6月の新作情報はこちらから
クライマックスネクロマンス 1巻
原作ネームを水上悟志が担当した異世界ファンタジー。妹の制服を着ていた25歳イチカがラスボス戦で盛り上がる真っ只中に超強力なネクロマンサーとして召喚される。 1話の作り、1巻の終わり方ともに文句なし。安心で高品質の水上悟志ワールド。
突風とビート 1巻
高校一年生のニケとネモはおばけが視える。ニケは人とおばけの区別がつかなくてネモは多くのおばけと一緒に住んでる。 登校拒否中のネモにプリントを届けに行って仲良くなった、優しくて少し泣けるオカルトなラブコメ。登場キャラがみんなかわいい。
Void: No. Nine -9番目のウツロ‐ 1巻
シマ・シンヤ最新作はポストアポカリプス地下探索バイト。9人が3グループに分かれてのお宝発掘だけど、化物は出るし、妨害略奪OKの過酷なルール。9人それぞれ訳ありの様子で、各キャラの深掘りをしながらバイトが始まる。世界観も空気も良い感じで期待。
喫茶ニュー魔王城
店長は元魔王、バリスタは元勇者、バイトは冒険者見習いの喫茶店。トラブルだらけのお客さんたちとのゴタゴタグルメコメディ。1巻完結だったけど、あとがきの雰囲気だと続編の可能性もあるのかな?もっとじっくり読みたいので期待したいです。
ギャルとツチノコ 1巻
ツチノコを捕まえた男子高校生。逃げたツチノコがギャルに変身したと勘違いし、ギャルはそれを面白かってツチノコのフリをする話。『ギャルと恐竜』のゆるくて優しい雰囲気を味わいながら短い1話1話をラブコメ風に楽しめる作品。
落首村
個性的な友人同士で出かけた旅行先で、落首様という謎の俗信に巻き込まれる因習ものホラー。ふわっとしたファンタジー感、人や信仰の怖さ、主人公たちの素晴らしいキャラとビジュアル、全部詰め込んで一巻完結。綺麗にまとめた良い作品で、クセの強さがとても好き。
幼女戦記 大隊野史~Another Story of the Battalion~ 1巻
『幼女戦記』の外伝を集めた短編集。ヴィーシャことセレブリャコーフ中尉の話は最高だし、大戦中はもちろん対戦後の話も散りばめた構成は素晴らしかった。
1巻と表記がされてるからまだ続きが出るのかな?面白かったから続きも楽しみにしてます。
おいしい余生の過ごし方 1巻
定年退職と同時に妻に離婚された海老塚と、かつて面倒を見た前科持ちの蟹原の共同生活。海老と蟹の話。昭和の感覚で生活する海老塚の変化を促す優しい蟹原。少しずつ変わり始める海老塚に家族や周囲がどう気付き、どう対応するか今から楽しみ。
せせせせ!~目指せ初H!童貞女子のときめき大作戦~ 1巻
童貞の男子大学生がタイムスリップ&性転換。中学2年生の女子として人生をやり直す。 新しい人生の目的はとにかくすごいものらしいセックス!陰キャや不良を誘惑したり、おじさんを誘ったり、ハイテンションで突き進むヘンテココメディ。不思議な面白さ。
願いのアストロ 1巻
『東京卍リベンジャーズ』の和久井健最新作は仁義と義侠を守る極道異能力バトル。星に願った能力を得た人々で混乱する世界で弱者を助け、兄弟喧嘩をする物語。極道の兄弟みんな大事なものを握りしめながら星に願ってたと思うと笑える。
王道のバトルファンタジーで面白いけど、親父の遺言で嘘をついたのは筋が違う。非常に残念。設定の甘さを感じる。
7月に発売された新作漫画の感想をまとめました。
『クライマックスネクロマンス』はネーム原作とはいえ水上悟志作品ですからさすがです。『突風とビート』の全然普通じゃないラブコメ具合や、『落首村』のホラー感、『ギャルとツチノコ』のホッコリ感もとても良かったです。
『おいしい余生の過ごし方』は、最近流行りの価値観と多様性、変化の話でこちらも先が楽しみでした。『Void: No. Nine -9番目のウツロ‐』は2冊同時発売で良い所まで進んでくれたのがありがたいです。
みなさんの楽しい漫画生活の役に立てたら嬉しいです。
最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。