4月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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恐竜とカッパのいる図書室
いつも本を読んでる少女とクラスメイトのギャル。同じ図書委員で始まるふたりの関係と、ふたりを繋ぐ恐竜とカッパと黒猫の話。難しくてかわいくて大変な時期を、大事な人の事を理解しようとしながら過ごすハートフルな物語。相澤いくえの絵と雰囲気がとても素敵で沁みる。
花四段といっしょ 4巻
将棋漫画でよく見る三段リーグの過酷さ。いつも通りにみんなかわいくて、変人だらけの話が楽しいんだけど朝顔の三段リーグの話は真剣。そう思ったら全然違かった。
みんな朝顔の事を思ってるのは分かるけど三段リーグ最終日までおバカなのが最高に笑う。そして泣ける。
波よ聞いてくれ 11巻
これぞ波よ聞いてくれ、これぞ沙村広明という最新巻は最高でした。雪に囲まて遭難中の2人に届いたラジオの声のシーンで盛り上がり、いつもの小ネタ連発で笑い、その場の勢いでミナレがぶった斬る。
ラジオの現状を憂いつつ、未来も感じさせるこのセリフが抜群。しかも実はテキトー。素晴らしいの一言です。
ゴリラーマン40 4巻
ファミリー編が開幕！まずはゴリラーマンの姪・芽衣ちゃんと、姉の美穂の母娘が中心の話から。正直言ってめっちゃ面白い。『ゴリラーマン』とハロルド作石好きにはたまらない。豊富なネタと過去との繋がりでウルッときたり爆笑したり。最高ですね。
ふつうの軽音部 1巻
高校に入学してギターを買って軽音部に入った女の子の青春物語。なかなか上手くいかないバンド活動と、軽音部らしい人間関係のごちゃごちゃが妙にリアル。暴走する策士の厘ちゃん、陰仲間の矢賀ちゃんが良いキャラ。連載も読んでるけどやっぱり面白い。
葬送のフリーレン 13巻
ヒンメルと共に夢の世界に閉じ込められたフリーレン。甘く切ない過去編は意外と早く、だけど素晴らしい結末を迎える。ヒンメルの、フランメの良さを存分に味わう通常回。そして魔法使いの脆さを見せる影の戦士回。良い話を持ってくるな〜。
僕の心のヤバイやつ 10巻
初めてのキスの次の日から始まった勉強合宿。初日に見つけたコンドームのせいで悶々と、ドキドキ、自制しながらピリピリ過ごす。ケンカしたり妬いたり空回ったりの日々におねえも加わって大騒ぎの1冊は、また少しふたりの関係が深まってよかった。
毎回おすすめに入ってくるけど本当に面白くて大好きな作品。ふたりの関係をどこまで、どんな風に描くのか不安と楽しみで今からグチャグチャしてる。
推しの子 14巻
撮影シーンと現実をリンクさせながら進む、重く黒いストーリー。要所で笑いを入れて暗くなり過ぎないようにしつつも、芸能界の闇を皮肉りながら痛烈に批判する姿勢は素晴らしい。重曹ちゃんの笑顔も良い。
途中かなり心配な流れだったけど、この映画編で良い流れになってきていると思う。なによりこの物語はハッピーエンドであってほしい。
ホテル・インヒューマンズ 8巻
大学写真部を舞台に起きた事件から始まった一連の出来事。殺し屋の話だけではなく、殺し屋の殺し屋の話になり、生郎の母の話にも繋がる濃い話。恋人だけに見せる顔の写真は泣ける。殺してもいい人間なんて、この世にいるの？という言葉は重い。
あくまでクジャクの話です。 1巻
中性的で見た目も良いけど男らしさが足りないと振られてばかりの教師・久慈。そんな久慈に執着し、生物学を根拠に恋愛に関する辛辣な意見を連発する美人な阿加埜。生物学の知識で問題を解決したり、しなかったりする阿加埜の言動が狂ってて、久慈へのアプローチも強引で笑える。
俺物語‼︎ 14巻
まさかの新刊発売！大学生になった猛男たちを描いた番外編。小学校時代の友達との話と、猛男しか犯人の可能性がない雪山ミステリーが収録。
最高の男・猛男、ツッコミが冴え渡る砂川、かわいい大和の楽しい物語を久し振りに満喫しました。こういうまさかは大歓迎。また読みたいです！
ここからは完結した作品の感想です。若干ネタバレしてます。
スカライティ 3巻（完）
終末世界で生き残った人たちの未練を晴らし、死なせてあげるロボットの物語。ディストピア物なので終始切なくて、救いも悲しみも味わいながら迎えた静かな最期はとても良かった。3巻での完結は理想的だったと思う。連載お疲れ様でした。
星のラブドール 2巻（完）
性の知識が全く無い小学生の男の子と、捨てられたラブドールの少女の恋物語。母に見つかってしまい事態は急展開。探し回り、家出をして、たどり着いた先は切ないけど優しい世界だったと思う。面白い発想の作品で楽しかったです。
ペンションライフ・ヴァンパイア 4巻（完）
人間とカタワレの共存友達物語は4巻で完結。ニカの過去の話を体験してから、ペンションに連れ戻してハッピーエンド。切ない話もあったけどとても楽しくて明るい物語でした。次回作も必ず買うから楽しみにしてます！
すずめくんの声 2巻（完）
思ったより早い完結だったけど、良い形で終わったと思う。すずめくん惨敗ENDは予想外だった。
それよりなぜか逆読みになってるのはなんでなんだろう？1巻は違ったよね？読みながら頭の中でずーっと引っかかってて、本当はもっと面白かったんじゃないかって思ってしまって残念。
たけのこが4月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
『恐竜とカッパのいる図書室』は相澤いくえ作品らしさ全開の絵と雰囲気が抜群でした。繰り返し読める良い作品です。
独特の空気で棋士の日常を描く『花四段といっしょ』は将棋漫画が多い中でしっかり存在感を出していて大好きです。
『僕の心のヤバイやつ』『葬送のフリーレン』は安定と言っては失礼なほど、高いレベルの面白さで毎回感謝ですね。
新作からは『ふつうの軽音部』『あくまでクジャクの話です。』を選びました。どちらも舞台は高校生活ですが、全く違う面白さですね。
『ゴリラーマン40』の魅力がわかる人と語り合いたいと常々思っています。
今月もたくさんの良い作品に出合えて楽しかったです。
2024年3月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。
