2月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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COSMOS 2巻
宇宙人専門の保険会社で働く人の嘘が見抜ける水森。課長との学校生活や距離感に戸惑いながら仕事をこなす。笑いとシリアスの使い分けが上手くて、宇宙人の母に育てられたなっちゃんの嘘のシーンは素晴らしかったし、見開きがそこなのが最高。驚くほど泣いた。期待してた作品が期待通りに面白くて嬉しい。
路傍のフジイ 2巻
特徴があるわけでも特技があるわけでもない、ただ普通に生きてるフジイ。関わった人たちに少しだけ影響を与えたり与えなかったり。2巻は1話目からとても良くて、過去の話で深掘りもしつつフジイの魅力を再認識。なによりフジイは人を悪く言わないのが本当に好き。
BLUE GIANT EXPLORER 9巻(完)
アメリカ編第一部完という感じ。ニューヨークに行く直前にボストンに寄り、この街にいるであろう雪祈の事が気になる大。大の動向を追い続けて応援している雪祈。事故以来連絡も取らずにどこか逃げている大。この時点で再会と感動の予感。
バーでの再会シーンで泣き、まさかの共演シーンにも泣きっぱなしで大変だった。そうだよ、雪祈はこんなスゲーやつなんだよ、最高なんだよ!そして物語は次章へ続く。
ニセモノの錬金術師 2巻
呪術師のノラさんがなぜ奴隷になっているのか分かる過去の話から始まって、いよいよ本領発揮の心理戦が熱い。少しずつ出てくる呪術と魔術、そして錬金術の設定と応用が最高に面白いし、主要人物が大体どこかイカれてるのも好き。娘の体でおっさんとまぐわうのヤダ。
この2巻でだいぶ脱落者が出そうな気がする。個人的には最高に好きだけど、合わない人にはさっぱり響かないと思うから好きな人だけ読めばいいと思う。
この音とまれ! 30巻
1話目から表紙の男が全力で泣かしにきてもちろん泣く。大会ももちろん気になるんだけど、地獄のような車内で笑い、天国のようなバスの中で身悶え、チカと衣咲の過去編で涙腺を刺激されて哲生目線の話で崩壊した。とんでもない破壊力は健在。素晴らしい。
白山と三田さん 9巻
ヤバい!最初の数話で何度も泣いた。白山の男前な対応と言葉、応援の仕方が素晴らしかった。合否のサインの話も完璧。卒業後の家探しを兼ねた豪華で楽しい東京旅行の後はいよいよ上京を残すのみ。次巻の完結は寂しいけど、心の準備はできてるから楽しみの方が大きいかな。
王様の耳 4巻
秘密を買い取ってくれるバーで働くシバケン。過去の記憶とあかりの言葉に翻弄されて何が本当なのか分からない。オーナーたち、あかり、シバケン、それぞれの思惑が少しずつズレてる中で、少しずつ真実がいろんな人の口から漏れてくる。面白くて大好き。
えをかくふたり 1巻
イラストレーターの修と人型ロボットのハルの日常生活。表紙で気になり1話を読んで好きだと確信した。淡々と進む話の中での何気ないやり取りが好き。ふたりで暮らしていくうちに、心も意識も無いとされているハルが絵を描き始めると思うと今から楽しみ。
氷の城壁 9巻
噛み合わない高校生たちの恋物語はまだまだ噛み合わない。勘違いして誤解して、納得して諦めて、気付いてるはずの自分の気持ちに蓋をするのは高校生らしい。桃香はもちろん嫌いだけど、牽制も戦略も上手かったと思う。こゆんより遥かに上手。この漫画は現役高校生よりも、大人が読む作品だと思うからこの描き方はさすがですね。
若い頃は自分の気持ちがバレないようにって思うけど、歳を取ると好意は伝えた方が良いと思うんだよな。
よふかしのうた 19巻
次巻で完結する恋をするための物語。最終巻直前に相応しい、大きく物事が動く1冊で感無量。自分の気持ちに気付いたナズナと、ナズナの違和感に気付くコウ。停電の中、ベランダでの告白シーンはとても素敵なのにドタバタしてて最高にこの作品らしくて大好き。最終巻、楽しみにしてます。
J⇔M ジェイエム 2巻
ちょっとおバカでハードボイルドな殺し屋と頭の良い小学3年生の女の子の入れ替わり物語。2人で決めた初期設定が足を引っ張り、組織に誤解されてるけどそれも含めて面白い。殺しのシーンはカッコ良いし、日常シーンは笑えるし、良い作品。間違いなく最強はママ。
放課後ひみつクラブ 4巻
ついに猫田くんが表紙になりました。ちなみに最終巻ではないです。
愚かね猫田くん、ヒミツ・ミッケの流れは相変わらず大好きだし、クイズ、デス?、デさないも本当に好き。キレキレの猫田くんのツッコミと、美しい蟻ヶ崎さんのボケまくりの応酬をいつまでも読んでいたい。新刊が出る度に毎回最高だと思ってる。
メリー・ウィッチーズ・ライフ ~ベルルバジルの3人の未亡人~ 2巻
魔女になって夫を生き返らせたい3人の未亡人たちの物語。イライザがコガネムシなのがバレてしまい大慌て。魔法は上達してきたけど、新しい住人はワケアリ、村の人たちには違和感、さらにクレイが襲われて、物語が一気に加速してきた。
多くの伏線は気になるしどんどん楽しみも増していってる。
米蔵夫婦のレシピ帳 3巻
しばらくほのぼの展開が続いてたから完全に油断してた。りほ子の同室だった灰田さんから聞かされた話からの流れは、1巻のあのシーンを思い出す辛さで胸に突き刺さる。ボロボロ泣いた。
それでも前を向き、乗り越えようとする姿と美味しそうな料理が最高。
ここからは完結した作品の感想です。若干ネタバレしてます。
北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 10巻(完)
極寒の地を治める、温かい領主たちのほのぼのした暮らしの物語は全10巻、ピッタリ100話で完結しました。家族も増えて、親子の理解も深まり、領民たちもみんな仲良くなったまさに大団円。大好きな作品でした。連載お疲れ様でした。
踊れ獅子堂賢 7巻(完)
大手下着メーカーの二代目社長に就任した主人公が社交ダンスと仲間たちに出会い成長する物語は完結。 まだまだ未熟ながらも一歩ずつ歩み続け、ビッグプロジェクトの成功で恩人でもある椎名の背中を押し、あまり恋愛を匂わさなかった椎名とのハッピーエンドは良かったと思います。
ノラガミ 27巻(完)
13年かけてついに完結。明るく楽しいおバカな話から始まって、終盤はずーっとシリアス。最後は父との直接対決から一気に駆け抜けた。ひよりを神器にせざるを得なくなってしまったシーンは思わず泣いたけど、ハッピーエンドにホッとしてます。お疲れ様!
ヘブンの天秤 4巻(完)
最後はバッドなハッピーエンドでヘブンには平和がもたらされました。短編向きの作風なのか、ちょっと狂気が足りなかった印象。まだ若い作者という事なのでこれからに期待してます。
たけのこが2月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
今月は大いに泣かされました。
『COSMOS』の嘘、『BLUE GIANT EXPLORER』の再会、『この音とまれ!』に『米蔵夫婦のレシピ帳』と、どれも読んでてカラカラになるほど泣きました。
それ以外では『路傍のフジイ』『ニセモノの錬金術師』はどちらも1巻以上に面白い展開で期待通りでしたし、『白山と三田さん』『よふかしのうた』は最終巻直前にしっかりピークを合わせてきた感じです。この2作品は終わってしまうんですよね……。
新作も面白い作品が多くあったのですが『えをかくふたり』を入れておきました。他の作品も気になる方はこちらを参考にしてもらえたらと思います。
『放課後ひみつクラブ』は常に心の中にある作品なので毎回紹介するし、もちろんお勧めします。みなさんぜひ読みましょう!
今月もたくさんの良い作品に出合えて楽しかったです。
2024年1月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
2024年3月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。