3月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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スキップとローファー 10巻
志摩くんが初めての感情でオロオロしてる姿はかわいくてホッとしつつ、楽しい旅行と夏休みは終了。先生の爆弾発言から新しい日常と新しい問題、友達への報告と盛りだくさん。 先生の毅然とした態度と風上くんの変化がとても印象的。そして兼近の絡み方が良い。
恋愛面はもちろん気になる。だけどそれだけじゃない現実的で等身大の問題を扱い、正解とは限らない答えの形を提示してくれるこの作品が大好きです。
あとがきを読み、この作品と作者さんへの応援の気持ちをさらに強く持ちました。大変な中、本当にありがとうございます。
ブスなんて言わないで 4巻
大揉めで始まった知子のデート。美人である事に悩まされている梨花。自分の言いたい事を言えるようになってきた知子の影響もあって少しずつ周囲も考え方に変化が生まれてきた。 知子の考え方が全て正しいとは言えなくても、正しい部分はある。
美人もルッキズムの被害を受けているのは確かだけど、恩恵を感じないのは違う。だけど恩恵だけじゃないのも理解する必要はある。自分の辛さを他人に理解してもらうのは正直難しいけど、他人の辛さを理解しようとするのは大事だし、それほど難しい事ではないんじゃないかな。そんな事を感じた。
地図にない場所 5巻（完）
なにこれ！なにこの最終話！最高なんですけど！ 秘密を抱えたままだけど、琥珀と一緒に過ごしたい悠人の気持ち。突然訪れる大きな変化。避けては通れないと思ってた出来事の締めくくりが本当に素晴らしかったです。
噓がばれて以来話していない二人の数年ぶりの会話、お互いの事情を話し、許しあえる二人の絆、そして最後の一緒に住む？とても優しくて良い話だった。
よふかしのうた 20巻（完）
お互いの気持ちを伝え合って本来なら楽しいハズなのに冒頭から漂う別れの気配。マヒルのパターンはないだろう、なにか解決策は？と思いながらも迫る最終話。
どちらも死なない、吸血鬼にもならない、別れて数年後に再会、全て明るく軽いノリ。この作品らしい結末でとても満足です。描き下ろしもよかった。連載お疲れ様でした！
ねずみの初恋 1巻
幼い頃から殺し屋として育てられた少女ねずみちゃん。ゲーセンで出会った普通の青年と恋をして、同棲して、大事な約束をした日の急な仕事先で待っていたのは……。 ここまでの1話で衝撃を受けて、1巻の最後でもう一度衝撃。切なくて悲しい初恋の物語。
正反対な君と僕 6巻
タイラズマで始まってヤマニシの告白で泣いた後、タイラズマに戻ってくる素晴らしい流れに乾杯。途中の本ちゃんの話も大好きだったし、とにかく西さんよく頑張った！卑屈ながらもしっかりと物事を考えて、自分の気持ちと答えに辿り着くのは最高に好き。
ラーメン赤猫 7巻
猫が作って猫が経営するラーメン屋さん。単行本は描き下ろしたっぷりで毎回本当に嬉しい。ハロウィンも甘えるクリシュナもかわいいし、法的人格権の話はウルっときた。内容もしっかり面白くてみんなが仲良しなのがスゴい好き。今回も最高でした。
ピッコリーナ 2巻
美しくてかわいいバニーガールと美味しそうな焼き鳥を同時に味わえる作品。団体客でいっぱいいっぱいの時にバニーさんたちにヘルプを頼んだエピソードは峰香さんの対応も、旭の成長も、それぞれの気遣いも全部好き。かわいいだけじゃなくてプロと職人の仕事まで読めるのが最高。
アスミカケル 3巻
注目の総合格闘技漫画。二兎VS太賀の決勝戦は二兎の覚醒で熱い展開に。奈央にも因縁の相手オコメが登場してさらに盛り上がる。名前がかわいいなオコメ。
こんなに面白いのに打ち切りになったなんて信じられないんですけど、ジャンプ本誌は層が暑過ぎるんだろうな。ジャンプラ移籍とかできませんか？
少年のアビス 16巻
いつまでもブレない先生の魅力が詰まってましたね。令児とお兄ちゃん、お母さんと似非森、そしてナギ。全て、全く関係ない。私は令児と結婚するという強い意志。さすが先生、どこまでも自分中心。
ナギにかましたタックルから罵倒のコンボは最高でした。
ここからは完結した作品の感想です。若干ネタバレしてます。
夏目アラタの結婚 12巻（完）
ついに完結しました。事件の真相はもちろん、始まりだった拘置所でのプロポーズの真相、被害者たちの思い、今までを振り返った後は真珠の裁判結果。全てが描かれた正に最終巻。
この作品はハッピーエンド以外あり得ないと思って読んでたけど、まさにハッピーエンドで素晴らしかったです。
コワい話はキくだけで。 3巻（完）
どんどん不気味さを増していく、ただ聞いただけの怖い話を漫画にした物語。この3巻で完結するのをキッチリと考えた、非常に作り込まれた話だったのがよく分かる。これぞジャパニーズホラー。ホラー漫画好きにはおすすめしたい作品でした。読み終わったらすぐに1巻を読みたくなる。
白山と三田さん 10巻（完）
ついに完結の最終巻。憧れの東京に引っ越すまでのワクワクと、感じると思ってなかった寂しさを徐々にマシマシにしながら最後の地元での日常。ブレないけど成長していく白山は最高だったし、民子は最後までゴルゴ。笑いと感動を最後までありがとうございました。
アナトミア 4巻（完）
サブタイトルを回収しながら結末に向かう最終話は、トト自らの体を使った証明をレニーが行うスゴい展開だった。できないという涙も素晴らしくて泣ける。全4巻は短くも感じるけど、しっかりと完成された良い物語でした。
アカネノネ 7巻（完）
二度目の次巻完結は本当の完結でした。暴露記事の影響で大炎上。からの親子対決は親父の毒っぷりが健在でよかったです。ドン底からはハッピーエンドに向けての胸熱な展開。ボカロの素晴らしさと音楽の素晴らしさを伝えてくれる良い作品でした。
のボルダ 4巻（完）
ボルダリングの魅力を地味に地道にじっくり教えてくれるボルダリング漫画。トウコの友人との話や少しだけ恋愛っぽい話を絡めて完結してしまいました。ケガをしない程度に体を動かしたいと思ってるから、ボルダリングやってみたいとずーっと思ってる。
王の病室 3巻（完）
打ち切りだー！今まであまりない切り口の作品で面白かったんだけど残念。ちょっとリアル過ぎたというか暗過ぎたかな？残念だけど仕方ない。医療とお金の話はまた別の作品に期待しようと思います。連載お疲れ様でした。
宙－CHUU－ 4巻（完）
女の子たちの楽しいフットサル漫画。ついに決勝まで進み、因縁の青鵬と対決。とにかく明るく楽しそうに笑顔でプレイする作品でした。キーパー、ゴレイロが主人公なのも珍しかったですね。 またサッカー漫画もぜひ描いてほしいと思ってます。
たけのこが3月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
『スキップとローファー』が本当に素晴らしかった。主役級キャラじゃないキャラの深堀りがここまで良いのは本当に好き。
ルッキズム漫画『ブスなんて言わないで』は難しい題材をずーっと扱いながら説教臭くなく、問題提起し続ける素晴らしい作品。毎回面白いし、ためになるなと感じてる。
『地図にない場所』『よふかしのうた』など、完結作が多かった3月ですけど、どれも本当に良かったですね。終わり方が大好きだった2作品を今回は選びましたけど『夏目アラタの結婚』のハッピーエンドもとても良かったです。
新作からは『ねずみの初恋』を選びました。絶望の中の微かな希望、そして待ち受ける絶望……。先が楽しみというか怖い、でも早く読みたいです。
『ラーメン赤猫』は必ずランクインする仕様になっていますけど、実際に面白いので安心してください。
今月もたくさんの良い作品に出合えて楽しかったです。
2024年4月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
2024年2月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。
