雑貨のおはなし

まだ見ぬ、運命の人(しおり)。

きのこです。

わたしは、読んでいる最中の1冊があっても、
新聞の広告、ネットの評判、本屋さんの平棚から、
どんどん、次々、読みたい本を見つけては、
あっちもこっちもそっちも、
常にたくさんの本を同時に読む、
ジゴロタイプの本読みです。

……え、ジゴロって通じない?

本によって、読むスピードもまちまちで、
すっと読み終わる本、ずっと読み続けてる本、
読み終わってすぐに読み返す本、など、
付き合い方もそれぞれ。

頻繁に、何冊もの本を、
開いたり閉じたりするので、
しおりの善し悪し、大事。

本についてる、糸のしおり、
わたしにとって、多くの場合、
文庫はそこそこの使い心地、
ハードカバーはやや使用感に難あり。

しおりの性能というよりは、
カバーが固いと、あの糸のしおりは使いにくいよね。

そんなわけで、
使い勝手のいい、
見た目もいい、
使っていて気分のいい運命のしおりを、
ずっと探し求めています。

ただ、これが、見つからない。

厚み、大きさ、糸の有無、色柄、
要素としてはこの程度なのに、
なぜか、これというものが見つからない。

わたしが探している運命の人(しおり)は、
ざらっとした手触りの紙で、
厚みはそれほどなく、
大きさは都こんぶからボンタンアメぐらい、
色は枯れ葉ぐらいの感じで、
あとは、たぶん、白馬に乗ってる。

いつになったら出会えるんだろう……。

もし、どこかで見かけたら、
ぜひご一報いただきたい。