たけのこです。
音楽マンガが好きです。
音のないマンガで、想像させたり、
雰囲気を作ったり、目で見させたり。
素晴らしい。
大好き。
バンド、アイドル、クラシック。
いろんなジャンルがありますが、
一旦、音楽マンガというジャンルでまとめます。
というわけで、たけのこがおすすめを紹介します。
順不同、古い作品も含めちゃいます!
3(THREE) 全14巻
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たけのこの音楽マンガ好きの原点はたぶんこれ。
男女、恋愛、音楽となると、
ある程度内容を予想できそうだけど、
このマンガは確実に予想を裏切ります。
音楽に賭ける理乃と圭。
学生時代も卒業してからも、
大体問題だらけです。
アイドル崩れでいまいちインパクトが足りない。
ギターと歌はうまいけど、コミュ障気味。
メンタルは弱いし、すぐにいじける。
だけど節目で良いシーンがあるんです。
圭が歌った時、
理乃が自分の声を見つけた時、
ふたりが一緒に歌った時、
全てのシーンでトリハダがたちますね。
大切な人との出会いと別れ。
それぞれの道と選択と成長。
すれ違い続けるふたり。
ただの恋愛で終わらないし、
泣けるだけなわけでもない。
ぜひとも最後まで読んで欲しい。
惣領冬実作品で一番好きかも。
BLUE GIANT 全10巻
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主人公、宮本大がジャズに魅了され、
ひたすらサックスの練習をし続ける。
もうね、想像以上に練習だらけ。
いつも河原。
常に河原。
体育会系というか、少年誌系というか、
努力、努力、努力、友情なマンガ。
そんなに練習ばっかりだけど、
本当に大はサックスが上手いのかが、
実はなかなか分からない。
師匠との出会い。
初めてのセッション。
初めての仲間。
初めてのLIVE。
泥臭い努力で少しずつ前に進む。
そして掴むチャンス、そして結末。
この結末が予想外で……。
これは言ってはいけない結末。
シックスセンス並みにダメなので、
気になる人は読んでください。
現在は続編BLUE GIANT SUPREMEが連載中です。
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四月は君の嘘 全11巻
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以前も紹介しましたが、再掲載です。
それほどオススメなんです。
ピアニストだった公生とヴァイオリニストかをり。
母の死と思い出がトラウマになり、
ピアノの音が聞こえなくなってしまった公生。
このトラウマのフラッシュバック、
下手なホラー映画よりキツイです。
その公生に再びピアノを弾かせたい、かをり。
かなり強引に弾かせようとする。
でも一筋縄ではいかないから脅しにかかる。
そんなふたりを中心に物語は進みます。
公生の幼馴染、
良い奴、男前、スポーツ万能の渡。
男勝りで勝気、いつも明るい椿。
ふたりは常に公生の味方。
そこに飛び込み、公生にだけ傍若無人に振る舞うかをり。
かき回すようでうまく溶け込み、
新しい4人での関係が始まりだす。
優しい人が多く出てくる作品だけど、
トラウマに囚われ続ける公生の姿はキツイ。
そして急展開からのクライマックス。
1つだけついた嘘。
まあ、泣きますよこれは。
ピアノの森 全26巻
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¥660
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海と修平、両極端なふたりの物語。
ピアニストを目指して小さい頃から英才教育。
父もピアニストの修平。
正直言って感じ悪い。
貧困街出身で母子家庭。
森にあるピアノが小さい頃からの友達の海。
汚らしくてケンカばっかり。
生まれも育ちもピアノの質も違うふたりが、
競い合いながらも励まし合い、
嫉妬しながらも応援しつつ、
周りの大人たちに支えられながら成長する。
よくある話のようだけど、
他の作品と違うのは作者。
一色まこと作品らしい独特の空気。
下ネタももちろんたっぷり。
ダメな大人もたくさん出てくるし、
おバカな人もたくさん出てくる。
長編ですが最後まで飽きずに楽しめます。
と言いたいけど、少し中だるみもする。
でも豊富なキャラが程よく絡んで、
良い終わり方だったなと素直に思える。
BECK 全34巻
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平凡な主人公コユキ。
ちゃらんぽらんな天才ギタリスト竜介と出会い、
ギターとロックに目覚める。
帰国子女で日本語が不自由で釣り堀に祖母と住む。
詰め込み過ぎなキャラ設定の竜介は、
その後もさらに設定を詰め込まれる。
バンドメンバーはコユキ、竜介、平、千葉、サク。
世渡りが下手だけど素晴らしいメンバー揃い。
コユキとサク以外はリア充。
でも気付けばふたりもリア充に。
バンドマンはマンガでもモテる。
マンガだとモテるのか?
世渡りが下手だし運も悪いから、
嫌がらせもされるし、上手くいかない事だらけ。
それらを乗り越えながら成功を目指す。
このマンガは悪い人が本当にいやらしい。
ねちねちした小物がいつまでも出てきて、
ずーっと嫌がらせをしてくるのが本当にイラつく。
だけどそれを上回る魅力がたっぷり。
ハロルド作石のギャグとノリ。
メンバーのキャラの濃さと背景。
竜介のギターとそれにまつわる話。
なによりコユキのヴォーカルとしての能力。
音も歌も聞こえないのにトリハダが立つ。
素晴らしいシーンが多くて何度も読む。
そんな経験を味わえる、
近年の音楽マンガとしてトップレベルの作品。
読んでない人にはぜひとも読んで欲しい。
アニメ化も実写化もされています。
個人的にはBECKの音もコユキの声も、
実体化して欲しくないので見ていませんが、
興味のある方は見てみるのもいいかもしれません。
プライド 全12巻
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¥418
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このマンガは一条ゆかり作品です。
これだけ言っておけばある程度は分かるはず。
主人公はオペラ歌手を目指す金持ちの娘、史緒。
だけど親の会社は倒産。
それでも頑張ってオペラ歌手を目指します。
でもそうは言っても元お金持ち。
顔は売れてるし、有利な事は多いです。
そこに現れるライバル、萌。
かつて史緒の家にハウスキーパーで働き、
嫌な思いをした経験を決して忘れない。
バイトしながらオペラ歌手を目指す萌。
史緒の事が気に入らなくて仕方ない。
そりゃあうらやましいですよ。
そんなふたりの女性のプライドをかけた戦いが、
ぐちゃぐちゃ、ドロドロと描かれる。
一条ゆかり作品らしい、これぞ女VS女。
そんなふたりの争いを、
そっちの形に持って行くかー、
そんな展開にするストーリー。
そしてふたりの歌声の素晴らしさが、
絵から伝わってくるような描き方。
さすがは一条ゆかりです。
のだめカンタービレ 全25巻
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アニメ化、実写化も成功した、
音楽マンガとしては珍しい作品。
上野樹里ののだめが素晴らしかった。
指揮者を目指すエリート音大生、千秋。
才能はあるけどダメダメな、のだめ。
その才能を無駄にするのが許せない千秋が、
のだめをなんとか操りながら、操られながら、
苦戦し続け、自分も影響され、
ペースを乱されながらも必死で頑張る。
エリートが失敗するのも、
ダメな人のダメさを見るのも楽しんじゃう。
笑いと涙、笑いと感動の物語です。
知ってるけど、読んだ事はない。
そんな人も多いと思うので、
この機会に読んでみてもらいたいですね。
マンガにはマンガの良さがあります。
多くの作品を紹介しました。
たけのことしてはハズレなしの作品だらけです。
たけのこ自身はギターも弾けませんし、
ピアノの経験もありません。
縦笛ぐらいなものです。
でも、聞くのは好きだし、
聞かなくても読むのも好きです。
音楽マンガ、気に入ってもらえると嬉しいです。