新しい漫画を探すのは時間も手間もかかりますよね。1巻が発売されたばかりの作品の中からおすすめの作品を紹介しますので、参考にしてみて下さい。
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2024年3月の新作情報はこちらから
恐竜とカッパのいる図書室
いつも本を読んでる少女とクラスメイトのギャル。図書委員で始まるふたりの関係と、ふたりを繋ぐ恐竜とカッパと黒猫の話。難しくてかわいくて大変な時期を、大事な人の事を理解しようとしながら過ごすハートフルな物語。相澤いくえの絵と雰囲気がとても素敵で沁みる。
あくまでクジャクの話です。 1巻
中性的で見た目も良いけど男らしさが足りないと振られてばかりの教師・久慈。そんな久慈に執着し、生物学を根拠に恋愛に関する辛辣な意見を連発する美人な阿加埜。生物学の知識で問題を解決したり、しなかったりする阿加埜の言動が狂ってて、久慈へのアプローチも強引で笑える。
盤上のオリオン 1巻
大好きな新川直司最新作は最近流行りの将棋漫画。主人公は連敗中の奨励会員で、年上の将棋が強い女の子はいつものわがままで奔放なキャラ。いつものノリと笑いが心地良い。将棋を諦めようとしていた少年が、もう一度将棋を楽しみ、復活する物語!たぶん。
やばいアイドルのマネージャーになっちゃった話 1巻
大人気アイドル「まろん」のマネージャーになったら初対面が喫煙所。表はキラキラしてるけど、本当はダメダメなまろんの事を守り世話を焼く物語。少しすれ違いながらお互いを必要としていく関係は微かな百合も感じて良い。
H村へようこそ! 1巻
『リトルホーン』の額縁あいこ最新作はど田舎ホラー? 東京から超ど田舎のH村に引っ越したA子。因習が強く残る村で同じ中学の子と友達になって、村人たちが恐れ慄く「まな」とも友達に。明るい日常コメディだけど最後はまなが絡むホラーな空気に。この独特の空気感が良い。
ちはやふるplusきみがため 1巻
ちはや、太一、かなちゃんも肉まんくんも机くんも卒業した瑞沢高校かるた部の続編。正直言うと続編か……と思いながら読んだけど面白い。妹の面倒を見ながら頑張る主人公、難しい家庭で育つ友人の新しいちはや、かるた初心者の同級生部員。
先輩はすみれや築波、田丸たち。頼りになるのか不安もあるけど成長を見られるのは嬉しい。前作のメンバーもどんどん出てきて先が楽しみ。
狐面夫婦 1巻
岩飛猫最新作はいつも通り安心の人外。罪人の男と妖狐の女がお互い騙し合う夫婦の話。エサとして飼うつもりの妖狐と、ヒモとして暮らすつもりの男がなんだかんだ仲良く暮らす物語。騙してるつもりがヤキモチ妬いたり体調が気になったり……これは良い。
ねずみロワイアル 1巻
どこかの島に連れて行かれたねずみ達による28日間の生き残りをかけたデスゲーム。バトルロワイアルにAPEXとドラマとねずみを足したような作品。 個性や本性、極限状態での行動をねずみで描くのは面白い発想ですね。いよいよ殺し合いが始まる予感。
大きくなったら女の子 1巻
人は男性として生まれ、14歳から20歳の間に身体の大きい1割程度が女性に自然に性転換する世界という設定。女の子になると今までと違う価値観と振る舞いを強いられるのは難しそう。そして男女の感覚が頭の中でバグる。
あえて古い価値観での話を男女が逆にして持ち込む事で、多くのことを考えさせられる話になってる。各話1人の物語で、男性化した各主人公たちが相談する相手が物語の核になってるのかな?様子を見ながら続きを読もうと思う。
続テルマエ・ロマエ 1巻
『テルマエ・ロマエ』から20年。歳をとったルシウスがローマの現状を憂い愚痴りながら、もう一度風呂文化の再建に乗り出す。そして平たい顔族に再会する。少し日本語を覚えて意思疎通ができるようになった。妻と弘法大師がこの先のカギになるかも?
MA・MA・MATCH
サッカーをやっている子を持つママさんたちが、日に日に生意気な言動を繰り返す子どもたちとフットサルの試合をする話。読切で読んでいたけど良い話だったので購入。敵認定の話は何度読んでも腹が立つ。『PA・PA・PATCH』も追加で入っててこちらも良かったです。
あのときのこどもさん 1巻
カメントツが描く90年代前半の小学生たちの楽しい日々。ノストラダムスから始まり、ビーダマン、ミニ四駆、怪談など大人になってから振り返るあの頃が最高。1話が濃密だから連載で読むのも良さそう。懐かしさで胸がいっぱいになる良い作品。
ちーちゃん
押見修造がキャラクターデザインした映画『毒娘』の前日譚。歪んだ正義感で不登校のちーちゃんを学校に来れるように誘う航大と、巻き込まれる優愛。優愛と仲が良かった頃とは少し変わってしまったちーちゃんの行動で事件が起きる。押見修造らしさ全開ですね!
女神の標的 1巻
小山ゆう最新作は陸軍の隠し金塊を巡る物語。大衆演劇女優の春子が軍人だった父が隠したとされる金塊を探す男達に狙われる。やっぱり小山ゆうには昭和が似合う。
4月に発売された新作漫画の感想をまとめました。
相澤いくえ作品『恐竜とカッパのいる図書室』がイチオシです。絵の好みが分かれるかもしれませんが、この絵が大好きなんです。
『あくまでクジャクの話です。』の強烈なキャラ、新川直司最新作『盤上のオリオン』の女性キャラはとても好みです。
『リトルホーン』の打ち切りは残念でしたが『H村へようこそ!』はさらに期待できそうでとても楽しみですし、少し心配していた『ちはやふる』『テルマエ・ロマエ』の続編も良いスタートだったと思います。
『大きくなったら女の子』はちょっと評価が難しいので様子見という感じ。面白くなるのを期待してます。
みなさんの楽しい漫画生活の役に立てたら嬉しいです。
最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。