10月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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ラーメン赤猫 1巻
単行本になるのを待っていた、猫が経営して猫が接客して猫が作るラーメン屋さんの話。アルバイトとして入社した珠子が猫たちと一緒に明るく楽しく仲良く働く。接客一番、味二番のポリシーや毛は気合で落とさない猫たちなど個性抜群なお店で繁盛している。
猫好きとラーメン好きにはもちろん、全人類に読んで欲しい。なんなら猫にも読んで欲しい傑作ですね。
ハコヅメ 22巻
第一部完結直前最後の通常回。あちこちから溢れ出す多種多様なラブと胸キュン、そして滲み出る涙がたまらない極上の一冊。桜で泣き、川合で笑い、モジャツンゴリラで泣き笑う。次巻の最終巻は楽しみだし、連載再開はもっと楽しみに待ってる。やっぱり最高。
劇光仮面 2巻
ヒーローと特撮に対する凄まじい熱さを感じる特撮漫画。実相寺たちに何があったのかが語られる過去編は濃厚で素晴らしい。この先どうなるのか、結局なんの話なのかはまだまだ全然分からないけど、それで良いと思える熱量と愛。ここまで熱中できる物があるのはただただ羨ましい。スゴいの一言。
スカライティ 1巻
滅びた世界で死ねない人たちを殺す旅をするロボットのディストピア紀行。殺すと言っても不死者たちの未練を断ち切り、死なせてあげる救済の物語。 ひとりひとりと話し、向き合い、一緒に願いを叶えながらまたひとりぼっちになる、暖かくて切ない各話が良い。
味のあるほのぼのした絵とかわいいキャラたち、死という結末に安堵する不思議な世界観が上手く描かれていて心地いいです。ロボットのアルスの心境が少しずつ変化していきそうな気配が、この先の物語を楽しみにさせてくれる期待の作品。
悪役令嬢の中の人 1巻
乙女ゲームの悪役令嬢レミリアに転生したエミ。本来とは違う幸せな未来を目指して奮闘したのにヒロインに断罪されてしまう。その時、本来のレミリアが再び現れて本物の悪役令嬢の復讐が始まる物語。 ここまでをたった2話でまとめるのがまずスゴい。
非常に綺麗な絵で、ヒロインも同じ転生者だけど表情の醜さが酷過ぎて最高。あの顔と行動を見れば誰もがエミリアの復讐に期待する内容になってて2巻以降が非常に楽しみ。悪役令嬢初心者だけど最高に面白いです。
ルリドラゴン 1巻
朝起きたらツノが生えてて学校で火を吐いた、実は人とドラゴンの子どもだった女子高生のルリ。大変な騒ぎになったけどクラスメイトはいい人たちで、徐々に打ち解けながら仲良くなっていく学園ドラゴンコメディ。ルリはかわいいし、何気ない会話も面白い。
作者体調不良のため休載中なので復帰が待ち遠しい。
正反対な君と僕 2巻
明るい陽キャの鈴木と真面目で静かな谷君カップルのラブコメは2巻も最高です。祭りで浮かれるのも、モヤモヤした気持ちをしっかり伝え合うのも、同じ感情を共有するのも全部が身悶えるほど好き。鈴木の足が遅いのも好き。平の扱いが雑なのも好き。山田の恋の話も始まってさらに好き。好き過ぎて困る。とにかくみんな読もうぜ!と心から思う。
乙嫁語り 14巻
アミルの兄、アゼルがメイン。ロシアに対抗するために草原の民同士の結束を強める婚姻を賭けた馬競べ。無表情で素っ気ないけど芯が強いアゼル好きにはたまらない。相手も正にアゼルの相手という感じ。
「馬は皆好きでしょう?」「馬は皆好きだろう?」「馬は皆好きよ」の所は大好き。新しい乙嫁が3人も増える、素敵な話で非常によかった。ジョルクがかわいい。
月出づる街の人々 1巻
様々なモンスターの少年少女が友達や家族と暮らす、ほっこりした日常オムニバス。登場人物全員がモンスターで、親子や家族で違うモンスターだったりする。種族特有の色々な悩みや事情がかわいらしくて、まわりのみんなも優しくて雰囲気が良くて面白い。
ミイラ男、吸血鬼、メドゥーサ、透明人間、フランケンの女の子とか、みんなの青春学園物語という感じ。人間はいないのかな?人外の差別とか一切なくてとにかく優しい。絵と話の雰囲気が絶妙に合ってて、しかも1巻だから続きも期待できそう。
宙に参る 3巻
夫の遺骨をロボットの息子と一緒に義母に届ける宇宙旅行。第二の街ジヒに到着して見学を楽しむ宙二郎と、再会と仕事に忙しいソラ。バスガイドの話はとても素敵な話だった。マヤが好きなのはもしかして? 難しい話を柔らかい空気で描くSF好きに超オススメの作品。
そのへんのアクタ 3巻(完)
最終回を迎えた終末の英雄アクタの物語。ゆるくてシュールな笑いに時々ウルっとくる話を挟み込む良い作品でした。最終巻の流れも終わり方も非常に良くて大満足です。
連載お疲れ様でした。次の作品にも期待してます!
クジマ歌えば家ほろろ 2巻
春まで日本にいる事にしたクジマと楽しく年末年始を過ごす。 クジマが一家を結果的に上手く繋いでくれる少しハートフルでシュールなコメディに終始ニヤニヤが止まらない。期待通りに面白くて大満足でした。
英とクジマのやり取りが大好き。
しあわせは食べて寝て待て 3巻
持病のために薬膳を始め、健康的でリラックスした生活を目指すさとこさん。司との距離感や、同僚や友人との関係を見直すタイミングの様子。少しずつ生活を整えていくのも、周りの人たちが良い人たちなのも好き。
自分用の幸せのレールをしきたいという言葉が非常に印象的でした。巻末のおまけ漫画も良かった。
あした死ぬには、 4巻(完)
40代の心体的変化に直面した女性たちの物語完結。個人的に思ってた結末と違う方に向かう、最後の言葉が印象的な良い結末でした。塔子の言葉は最強だなと思うし、多子の行動と思考の変化は年齢を重ねるにつれて共感が強まると思う。
良い意味で期待を裏切ってくれた、素晴らしい作品でした。
世襲制トライアングル 上下巻
親友2人と好きになった女性。かつて突然姿を消した親友の死と、現れた親友の息子。時代と世代を超えた奇妙な三角関係の物語。 お互いがお互いを思う気持ちと、海辺で撮った写真、思い出が今に繋がる描写が非常によかったです。とても素敵でした。
たけのこが10月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
『ラーメン赤猫』は毎週欠かさず読んでいたのに、まとめて単行本で読んだらさらに最高でした。『ハコヅメ』『乙嫁語り』は安定感が抜群なのにさらに面白いし、『劇光仮面』は1巻を上回る衝撃で、少し遅れて読み始めた『悪役令嬢の中の人』『月出づる街の人々』は好き過ぎです。
10月も楽しい漫画生活を送れたと思います。
最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。