11月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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異世界猫と不機嫌な魔女 3巻
魔女と猫に導かれて出会う人達と、暴走を続ける太后。魔女と太后にどんな過去があって、ここまで酷いことになっているのかは少しずつ明かされてきている。
暗い話の中で自由に遊び輝き続ける猫のナァがとにかくかわいくて癒されて泣ける。 個人的に今一番かわいいと思う猫はナァかもしれない。話も面白いし全く文句なし。最高ですね。
ブスなんて言わないで 2巻
ルッキズムと戦う人たちの物語。ミスコンについての賛否や在り方、美を競うのは本当に悪なのか?というのは良い問いかけだと思う。一般的に美人とされる人達がルッキズムと戦い、ブスとされる人達がそれに反対する一見矛盾した行動を描いたり、多様性の難しさにも触れていて非常に良い。
知子の男性経験についての制作秘話も面白かったし、ガンガン深堀りして欲しい。
アオアシ 30巻
とにかく司馬が最高!栗林への言葉もアシトへの言葉も最高。そして司馬の奥さんへの電話のシーンは涙がこらえ切れなかった。これは泣く。
巻末の中村憲剛との対談も面白かったし、この漫画はどこまで面白くなるんだろう?トップチーム編がここまで面白くなるなんて正直思ってなかったのにこの内容。まだまだ期待し続けます。
ホロウフィッシュ 1巻
母親を亡くした過去を引きずる男子高校生の椎良と、椎良を好きな幼なじみの杏子。いつか大地震で海に沈むといわれている静岡を舞台に、出会ってしまった椎良とあの人。 不穏な空気と謎を散りばめて、サスペンスなのか恋愛なのかもまだ分からないけど良い雰囲気で始まった。これは期待します。
基本的には椎良の家庭環境と変化を軸にしながら進みそうな物語。椎良を助けて一緒に過ごしたい杏子だけど、その想いに椎良は応えてくれない。それでも明るい杏子のキャラがスゴい好き。ボケもツッコミも配信で恋愛相談するのも最高。でも杏子目線で読むのはどう考えても辛い話になりそう。
逃げ上手の若君 8巻
いよいよ出陣!頼重の神がかった強さと時行の逃げ上手を利用した戦い方も良かったけど、なにしろ時行の名乗りが素晴らしい。シビれるシーンで最高だった。
ちょっと個人的に失速気味だったのを完全に挽回しました。ここからの快進撃とさらなる顔芸に期待が膨らみます!
薫る花は凛と咲く 5巻
最高だな!最高としか言えないな!ちゃんとケーキ渡せるかとかいう問題じゃないね。昴の告白と笑顔も最高だったし、凛太郎も最高。薫子はとにかく存在が愛おしい。こんな終わり方したら続きが楽しみで仕方ない、素晴らしい次巻への引きでした。
るるひかる-Vampire Memories- 1巻
血と一緒に記憶を受け継ぐ不老不死の摂血種と宣告された高校生のるる。同じ摂血種で記憶伝承士のエドと出会い、助手として働く。人生の最後に全てをエドに託す人とその周囲の人達とのヒューマンドラマが重くて美しく、それに立ち会うるるの覚悟も素晴らしい。
廃れていく伝統芸の記憶と業を受け継ぐために血と一緒に命も奪わなければいけない記憶伝承士の仕事は多くの誤解や問題を生むけど、その必要性と生命の大切さをしっかりと描いてあるのも素晴らしい。
ブルーピリオド 13巻
ノーマークス編と共に2年前期が完結。八虎の揺れる思いに一区切りついたような気がするし、このまま美大批判が続いたらどうしようかという不安も解消された。
夏休みに入って世田介くんがたくさん出てくるのが嬉しい。旅行に誘われて「いいの?」って答えるのが超かわいい。そして最後にぶち込む本当にあった怖い話……。
神さまがまちガえる 2巻
毎日バグが起きている世界の日常物語。新しいバグがきっかけで優しさに気付いたり、大きな秘密が明かされたりとかなり展開があった。設定を上手に活かしてると思うし、なんだか色々と納得できる。「人間」という事を確認するスゴく良い過去編だった。
うみべのストーブ
大白小蟹短編集。表題作は以前読んだ事がある好きな作品。少し切なくなる話が多くて、なんとも言えない良さを感じる。
『雪の街』『きみが透明になる前に』が良かった。『雪を抱く』も好きだな。雪女の話『雪子の夏』も……ほとんど好きだな。
ソアラと魔物の家 2巻
人間の少女ソアラとドワーフの建築家キリクたちが魔界で魔物のための家を作る異世界建築物語。ついに魔王城にたどり着き、魔王城の建築秘話が明らかに。 家は人を変えるという考えは良いと思う。新しい家の詳細を見るのは楽しいし、スゴい好みの作品。
おとなりに銀河 5巻
1日1イチャで順調なふたりが島を訪問。大きな覚悟を持って母に思いを告げる。そして大事な出来事まで一気に。 番外編もかわいくて、イチャイチャが止まらないのが素晴らしい。もう少しだけという言葉が気になるけど、みんなが幸せでいて欲しい。
お父さんの愛と言ってくれたんだ。ってセリフよかったなー。島のみんなが大好きだし、平和と幸せを願っているけど、姫という上の立場や契約は嫌いとハッキリ言葉にできた五色さんもよかった。馬門さんとの話も好き。 イチャラブ以外のシリアス部分も素晴らしかったです。
たけのこが11月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
『異世界猫と不機嫌な魔女』と『アオアシ』は元々好きなのにさらに盛り上がってきたし、『ブスなんて言わないで』のルッキズムに対する挑戦は非常に好ましいです。
大白小蟹短編集『うみべのストーブ』は好きな作品ばかりで、『ホロウフィッシュ』『るるひかる』はまだ1巻ですが先が期待できそうで楽しみです。
11月はワールドカップが始まって忙しかったですが、楽しい漫画生活を送れたと思います。
最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。