だいたい、毎日、コラージュをしています、きのこです。
コラージュを続けていると、ついつい、新しい素材、めずらしい素材、質が高くて高価な素材、に目が向きがちなんだけど、そればっかりがいいってこともなくて、かわいいなぁと思って買って、そのまましまい込んでいる、セリアやダイソーで買ったシールや紙ものでも、コラージュはしっかり楽しめます。
InstagramやTwitterで毎日目にする、「今日セリアでこれ買ったよー」「ダイソーで買ったもの」「購入品」みたいな話題で、たくさんのかわいいシールや紙の話題。
「かわいーーー！」となって、買いに走るも、買った後はなかなか上手に使えない、ってお悩みもよく耳にします。
「100均の素材しか持ってないとかわいいコラージュは難しいかな……」と、思うかもしれないけど、そんなことはないよ！全然ない！
そんなわけで、100均から台湾マステまで、使いきれないほどの素材を持つきのこが、100均の素材だけを使ってコラージュしてみました。
まず、手元にある素材は、似たテイストのアイテムをグループ化しておくと便利です。色味とか（ピンク系、ブルー系、原色系……）、テーマ別とか（レトロ風、ゲーム風、ファンタジー風、ヴィンテージ風、食べ物……）、自分が仕分けしやすいテーマで。
わたしの場合、お花、チケット、宇宙、スタンプ、文字、みたいな感じで、分けています。これは、わたしが、「今日は、お花使いたいなぁ……そしたら、小さめのチケットを合わせたいなぁ……」という感じで、素材を選んでいくためのグループ分けです。
こんな感じになりました。
きのこの手持ちの素材は、ほとんどヴィンテージ風なので、ヴィンテージ風のコラージュが出来上がりました。
余談ですが、コラージュを始めた当初は、いろんなテイストの、とにかくかわいいと思うものを無秩序に買っていました。買ったはいいものの、なかなか使い道が見つけられず、死蔵品が増えてくるのが心苦しくなってきて、徐々に使わないテイストのものを買わなくなり、今は買う前に、自分が使うかどうかの判断ができるように。
あれもこれも買って、自分が好きなテイストがどんなものなのか、まずは買ってみてあれこれ自由に試しやすいのも100均の魅力。
かわいくて買ったけど使わなかったものは、いつかのための投資です。
さて、今回使った材料はこちら。
台紙は厚口タイプのスケッチブックを使いました。
のりで素材を貼り込んでいってもヨレヨレしない、信頼の厚口タイプ。紙の表面に少し凹凸があって、ナチュラルな雰囲気が作りやすい紙です。これを半分に切って、小さめのコラージュをするときにもよく使います。
ベースに使っている茶色の筋入りの紙は、通販の緩衝材で入っていたものをとっておいたものですが、セリアやダイソーであれば、封筒やラッピングペーパーとして売られています。
それから、私が頼りにしている便利な紙、トレーシングペーパー。
ハサミで切ったとき、手でちぎったとき、いちどくしゃくしゃにしてから使ったとき……と、トレーシングペーパー1種類で、かなりの変化が付けられます。
手持ちの素材の上にちょっと乗せてみると、ふわっと幻想的な曖昧なニュアンスが作れます。色味が強すぎて馴染まないなという素材の上にかぶせると馴染みやすくもなります。便利。
左下の、ラベル素材だけは、自分で作ったものを使いました。
ブログ内の記事で無料配布していますので、ぜひ、使ってみてください。
今回、一番頼りになったのは、数種類のマスキングテープ。
コラージュ風のマスキングテープ。これは相当使い勝手のいい、優秀なアイテムです。
ひとちぎりして、写真にぺたっとするだけで、驚くほどにオシャレな感じになります。
ちぎる場所によって柄が違うので、今回は、向きや長さを変えて、ちょっとずらして重ねて使いました。似たような色味、もしくは黒や白のパターンマステなどが手元にあれば、大きさを変えてちぎって重ねます。
この、マステを重ねて貼る、という工程がきのこは大好きです。
なんとなくお行儀よくできちゃったコラージュでも、この工程で、急にちょっと変化のあるいい雰囲気になって、完成に近づいた！という気分になれることが多いのです。
なにはともあれ、コラージュはとても自由な遊びだから、自分が楽しければなんでもOK。
シールや紙ものを集めて楽しむ人は、人が作ったコラージュを見たりするのもきっと好きで、それなら、楽しくやってるうちに、意識しなくても、いずれ自然と上手になると思うのでね。
高価な素材で、迫力満点の絵柄を楽しむのもコラージュ、100均素材でじゃぶじゃぶ素材を使って楽しむのもコラージュ。みなさんのコラージュ生活が充実して楽しいものでありますように。
