マンガのおはなし

【2021年】11月に読んだ漫画の感想まとめ。

11月も面白いマンガをたくさん(72作品)読みましたので、感想とおすすめの紹介したいと思います。11月発売の作品を中心におすすめ順に書きますが、多少の前後があったり、急に古い作品も出たりしますが、そのあたりはご了承ください。

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スキップとローファー 6巻

バレンタイン、ホワイトデー、年度末とイベント盛りだくさん。ミカの話も良かったし、ナオちゃんは応援する。志摩くんはやっぱり素敵で、読んでるだけで幸せな気分。うっすらした恋があちこちに見え始めて、クラス替えにドキドキする。最高。

葬送のフリーレン 6巻

二次試験は迷宮攻略。楽しそうに探索するフリーレン、ミミックに食べられるフリーレン、そして立ちはだかるフリーレン。底を見せないフリーレンの描き方が相変わらず素晴らしい。あちこちに散りばめられたドラマも良い。期待通りに面白い。

ジーンブライド 1巻

見た目が美しい女性であるが故に受ける理不尽な扱いに日々新鮮に絶望する主人公が、15年前のお礼をしに来たという変わり者の同級生に巻き込まれながら少しずつ変化していく話だと思ったら全然違う話になりそうでビックリしたと大半の人が言うだろう物語。

ジェンダーの問題をテーマにしつつ、ASDを絡めた話かな?と思いながら読んでいたらとんでもない展開になりそうで2巻が早く読みたい。終盤まで読んでて十分面白かっただけに、先の展開が一層楽しみ。期待大。

ダーウィン事変 3巻

1巻ごとに衝撃の結末を持ってくるけど、今回も強烈な終わり方だった。ちょっとALA壊滅されるぐらいのノリのチャーリーの超中立的な考え方は非常に興味深い。そしてルーシーの秘密が気になる。この先のチャーリーの変化は注目したいし、本当に面白い作品。

推しの子 6巻

倒れたアクアはいろいろ覚悟を決め、有馬かなと黒川あかねの煽り対決は熾烈を極める。メルトの話は素晴らしいし、新旧天才対決は盛り上がりつつ次巻に持ち越し、さらにアクアVS姫川が待ってるのかな?すでに面白いのに、この先はさらに面白そうで目が離せない。

あかねさす柘榴の都 1巻

母を亡くし、叔母と住むためにスペイン・グラナダに着いた夏樹。無愛想だけど優しい叔母と、シェアハウス風のアパートで一緒に暮らす人たちとの日常。顔も覚えてない祖母。スペイン南部を初めて身近に感じる作品で結構好きな内容でかなり満足

特別じゃない日

TLで見かけて、表紙とタイトルで気になって読んでみたけど、期待以上の内容でした。老夫婦から始まってコンビニの店員さんの、特別じゃない日常のエピソードがジーンとする。お兄ちゃんの話もネコの話も好きだけど、やっぱり老夫婦の話が好きかな。

よふかしのうた 9巻

明らかになった先輩の過去。明かされた探偵さんの正体。そして迎えるハロウィンの夜。探偵さんの目的と狙いがはっきりしないまま翻弄される吸血鬼たち。対峙するナズナちゃんと探偵さん。緊張感があってドキドキして今回も面白い。 アニメ化おめでとう!

SPY×FAMILY 8巻

アニメ化決定で絶好調。今回はヨルさんがメインの豪華客船内のお仕事。誰も知らないところで活躍するアーニャ、アーニャの相手で苦戦するロイドで笑いを取りつつ大量の殺し屋相手に奮闘するヨルさんがカッコいい。それにしてもヨルさん強いな。

おとなりに銀河 3巻

楽しくお付き合いを始めたふたりだけど、婚姻契約や島のラスボス(母親)など問題はたくさん。そして突然のラスボス襲来。奥手なふたりだけど物語の展開は意外と早くて、子供たちも友達も良い人たちだしかわいいしで、読んでてニヤニヤしちゃう。やっぱり良い。

亜人ちゃんは語りたい 10巻

町の実験、そして先生の決断。なかなか大きな出来事が多い1冊だったし、高橋先生が超カッコよかった。あのセリフは素晴らしい。そして次巻予告に書いてある最終巻の文字が想像以上にショック。大好きな作品だから残念だけど、最後まで楽しみます!

アオアシ 26巻

アシトの覚醒で1点先制したエスペリオン。猛攻を仕掛ける中、青森の反撃がまさかのN-BOXは名波好きにはたまらないシビれる展開。そして更なるアシトの進化は巻末にアオアシ史上最重要巻とまで書いてある27巻に持ち越し。早く、早く続きを読ませてください!

矢野くんの普通の日々 1巻

ドジっ子で毎日ケガだらけの矢野くんの事が気になって仕方がない委員長の吉田さん。普通の高校生活を送りたい矢野くんを支えているうちに恋愛感情に。矢野くんも周りの人も良い人ばかりだし、読んでて面白かったです。次巻の席替えが今から心配。

星降る花屋

花に呼ばれた人しか辿り着けない不思議な花屋さんで、謎の青年が渡してくれた花が話しかけてくる。色々な人と花との物語がひとつにまとまっていく1巻完結の作品。終わり方も良い、素敵な話でした。

ダーウィンクラブ 1巻

大企業を相手にしたテロ組織と、その組織の一員らしき男に父を殺された、人の顔を覚える事だけが得意な刑事。独特の絵と雰囲気が妙な怖さを醸し出すサスペンス。主人公の特殊能力、父の死の謎、相手組織、どれがどう絡んでくるのか楽しみな作品です。

スノウボールアース 2巻

10年前の事を教わり、人々が暮らすミシマモールに着き休息と他人とのコミュニケーションを取るテツオ。新たな出会い、怪獣使い、敵との戦い。果たして友達は作れるのか?登場人物が一気に増えて笑いも涙もあって面白い。ユキオの進化にも期待したい。

血の轍 12巻

スゴいとしか言いようのない絶望感を与えてくれる、今回も押見修造らしさ全開で繰り広げられる誠一とママとの戦い。決別したつもりが、再会を楽しみにし、期待して、ついに訪れた結末はこれだったのか……。次巻から新章スタートです!まだまだ読めますよ!

藤本タツキ短編集22-26

作者らしさ全開の作品だらけでどれも良かった。『妹の姉』が『ルックバック』の下敷きなのは読んでて分かる。編集部に色々言われてるけど『人形ラプソディ』は普通の話じゃない。『予言のナユタ』が好きだな。そして、あとがきのインパクトが強過ぎる。

ウィッチウォッチ 3巻

いよいよ悪いヤツが登場したり、ニコが実はスゴい魔女でバッファローマン並みだったり、YouTubeやったり忙しい中、常に笑いがあってテンション高く飽きさせない流れで面白い。狼男の正体はビックリした。この先も楽しみ。

ザ・ファブル the second contact 1巻

あのウィルスの影響で少し早いけど佐藤が帰ってきた。そして始めた新しい仕事で爆笑。相変わらずのキレで安心した。早くもキナ臭い感じになってきてるけど、このメンツは強過ぎるからどうなる事やら。ヨウコの飲酒がもっと読みたい。

薬屋のひとりごと 9巻

前巻までの超シリアスな雰囲気は落ち着いて、新しい出会いや新しい話が始まる。虫好き同士の意気投合がかわいい。新しい事件と問題には虫とキノコが関連してくるのかな?登場人物が全員思ってたより若いのは時代のせいだけど、面白いし違和感もないな。

七つ屋志のぶの宝石匣 15巻

政治家も絡んできた合成ダイヤの影響で志のぶの近辺にも危険な香りが漂う。乃和の新しい恋人疑惑も出てきて今回も楽しく騒がしい。ゆっくりだけど確実に物語が進んでいて、恋の話も顕定の両親の話も気になる。人間関係がだいぶややこしいな。

蜘蛛ですがなにか 11巻

急展開で色々な事が分かったり、分からなかったり。本名と顔は初めて出てきたかな?地上に出てから違う物語になり始めてた気がしてたけど、いよいよ新しい物語が始まった気がする。新しい仲間?も加わって、どんな話になるのか楽しみ。まだまだ期待。

刷ったもんだ 5巻

途中から月刊誌に移って1話が長くなって読み応えが増した気がする。今回も色々な仕事があったけど、隠していた過去の話が大事だったかな。選挙ポスターの話も面白かった。そして入社2年目に突入して新入社員も入ってきて、次巻はドタバタしそうな予感。

ゴールデンゴールド 9巻

願いのやり直しをした琉花とフクノカミの影響で少しだけ変化が見える祖母。その祖母の変化が気に入らない草田とカネノカミ。ヒトノカミは憑く相手を変える。新展開と最後の事件でさらに複雑になりそうなドロドロ物語。不気味で良いですね!

しあわせは食べて寝て待て 2巻

職場の人たちと仲良くなったり、副業に興味を持ったり、新キャラが登場したりで賑やかに。人にはそれぞれ事情があるけど、ニートの2人の事情が気になる。薬膳よりも人間関係の方に物語が流れてきた気がするけど、そういう方針なのかな?

九龍ジェネリックロマンス 6巻

九龍の謎が少し分かったと思ったら更なる謎。誰が本物で誰が偽物か、この九龍はなんなのか、明らかになるのかも分からないままいろんなロマンスは少しずつ進んでる。自分が喫煙者だったらスイカとタバコを絶対に試してたと思う。

大ダーク 4巻

光力塊と協力してライトヘッド教団がマグマライドンを刺客に送り込んでくる。ピカピカうるさい教祖、すぐに死んじゃうダメ丸、そして心配なアバアキン。この世界観で相変わらずの軽いノリが大好き。あの音楽プレーヤー欲しい。

逃げ上手の若君 3巻

幼子だけが残る村を守るために悪党と戦う。新しい仲間を手に入れ、自らも成長していく時行。史実と笑いを含めた独特の世界観を作るのはさすがに上手い。次あたりから少し展開が出てくるかな?面白いし、楽しみな作品。

キングダム 63巻

狙いが分からない桓騎、苦戦して脱走者が続出してるけど大丈夫なのか?拷問の描写は珍しいけど、この時代は当然だとは思う。信の剣術は久し振りで盛り上がった。もう63巻だし、もう少しテンポアップするとさらに良いんだけどな。

水溜まりに浮かぶ島 5巻完結

前巻でタイトル回収したと思ったら最終巻でも再びタイトル回収。そして少し駆け足気味に完結した入れ替わりサスペンス。前作の『僕だけがいない街』が素晴らしかっただけに、正直言って今作は少し評価が難しい。とにかくお疲れ様でした。

龍帥の翼 21巻

酈食其の歴史に残る大仕事で斉を下す劉邦。形勢が大きく変わり、大逆襲が始まるところまでついに来た。クライマックスに向けてここから盛り上がるのが非常に楽しみ。大事なシーンを意外とあっさり目に描いてるけど、四面楚歌をどう描いてくれるんだろう?

左ききのエレン 18巻

急に出てきた岸さんちの末っ子さんが色々仕掛けてくるけど、突然できる男になった光一が上手くあしらう光一アンチには腹立たしい展開。柳がだんだん弱くなってきたのは悪役特有の最初が一番強いパターンだな。そして最終章が始まります。

ギフト± 23巻

やっと終わりが見えてきたと数年前から思ってるけど、そろそろ終わりが見えてきたと思う。

ハコヅメ 12巻

シリアスモードが続く同期の桜編もクライマックス。このまま最終回なのかと思う流れから、次の話で完全に通常に戻してくるのが素晴らしい。ドラゴン……の話をここで持ってくるか?この12巻は涙も笑いもあり、何度も読み返すと思う。本当によかった。

ハコヅメ 13巻

町山署に新署長とイケメン如月部長が赴任。さらに賑やかになって盛り上がる通常モードが久し振りでホッとする。川合のキレがどんどん増してる気がして大好き。今までの話も少し広げて使ったり、話の作り方が上手いし面白い。

自転車屋さんの高橋くん 3巻

正式にお付き合いする事になったパン子と高橋くん。きみちゃんの送別会絡みで喧嘩して、そこからはまさかの展開。不器用だけど優しいふたりと、ふたりの友人たちがとても良い。ゆったりした空気なのに展開が早くて色々起きる。面白いなー。

自転車屋さんの高橋くん 4巻

心機一転のともちゃん。優しいけど無神経気味な高橋くんとは仲は良いけどケンカしがち。嫌な事を嫌だって言うのが難しいのは、自己肯定感が低い人にはよく分かる。偶然の出会いが続くけど、どちらも悪くない方向に進んで欲しい。次巻に注目だな。

ニューノーマル 1巻

感染症が爆発し、マスクで口元を隠すのが当たり前の世界。他人の口を見る事は無いし、自分の口を見せる事は恥ずかしい。口を性的に感じさせる描写は、もしかしたらを少しだけ感じさせて、今の時代だから描かれた作品だろうし、今読むのが面白いと思う。

1日2回 1巻

夫と死別したれみと、離婚して出戻ってきた隣人で幼馴染の季のいろんな事情や思い出と今を描いた作品。姉御肌のれみと子分気質な季の関係はこれからどうなるのかな?それぞれの家族もクセがあってかわいくて、楽しく読めそうで先が楽しみ。これは期待できそう。

撲殺ピンク 3巻

性犯罪者への復讐物語は黒幕の存在から一気に話が加速する。各キャラの過去が語られ深みを増して、目的を持つ事で希望が見えてきた。大きなターニングポイントの1冊だった気がする。シリアスな中でも明るい笑いを挟んでくれて、巻末のおまけも良かったです。

転がる姉弟 2巻

個性的な弟が出来て、一緒に弟のお祖父さんの家に行ったり、自分のお祖父さんに会ったりで、少しずつ打ち解けてきた気がする。いつも楽しそうで少しおバカだけど周りを明るくする弟と、優しい家族と友達が良い。この弟はクセになる。面白いです。

ヒッツ 2巻

1巻が面白いのに、2巻はさらに上をいく面白さ。トミタくんの過去で泣きながら笑い、突然の告白に驚きながらまた笑う。ヤマタノと駒谷さんが面白いしかわい過ぎる。そして始まる殺し合いマラソンの続きが早く読みたい。恋の行方も気になるけどお風呂はバレるだろ。

僕の妻は感情がない 3巻

グレードアップが完了して新機能が搭載されたミーナちゃん。2人の間には新しい子供?のマモルも加わって3人での生活が始まる。嫉妬したりマウント取ったりするミーナちゃんはかわいいし、変な所に快感を覚えるマモルもかわいい。読むのが楽しい作品。

ながたんと青と 5巻

ついに一夜を共にしたふたり。周の気持ちは確実にいち日に向いてきたけど、いち日はそれに気付いてなさそう。そして駆け落ちしたふた葉から手紙が来て物語が大きく動き出す。いよいよ盛り上がってきた気がする5巻は非常に面白かった。コンテストが楽しみ。

猫と竜 4巻

コミックの発売から1年半が経ち、やっとKindle版が配信されて嬉しいです。内容も相変わらず面白くて、色々な猫たちの話はもちろん、母猫と猫竜の久しぶりの再会がよかった。母猫が有能すぎて恐ろしい。こうして色々な猫たちが知り合い続けるのがまた楽しい。

サターンリターン 5巻

リミッターが外れたように暴走する理津子の狂気が凄まじい。元カレ、ホストに声をかけ、編集にはヌード撮影の提案。産まれなかったハズの子供の謎と、旦那との再会。サスペンスでもホラーでもない怖さがなんとも言えなく面白い。

ヤンキー君と白杖ガール 4巻

ラブコメだけど真剣な話も多いこのマンガらしい、ユキコがバイトに挑む話がメイン。弱視を伝えると面接も受けられない。理解してもらっても雇ってもらえない。雇ってもらってもまだまだ問題は山積み。だけど頑張るユキコ。おまけで完全に泣いた。

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 4巻

正式な夫婦になったふたり。だけど問題は山積みで、ジークの怒りが爆発したり、リツが静かに怒ったりもする。でもこの街はちゃんと良くなってるし、みんな少しずつ信頼し始めてくれてる。それが読んでてホッとする。だけどあの爺ちゃんだけは別。

ぽんこつポン子 8巻

東京に行って大はしゃぎのポン子。学園祭でも大暴れではしゃぎ過ぎて壊れてしまう。みんなに愛され、吉岡とも良い関係が築けているけど、終わりの時が近付いているのが寂しい。ポン子に関わるみんなが幸せになっているのがやっぱり良いな。

ワールドイズダンシング 1巻

観阿弥の息子・世阿弥の物語。生まれた時から人気の一座に所属しているけど、なぜ舞う必要があるか分からないでいる。そんな世阿弥が舞いの「よさ」を知り「身体」を使って舞い始める展開が熱い。よく分からないテーマの話なので先が楽しみ。

この作品は読んだ事がないのに、なぜか公式Twitterにフォローされてしまい、買わなければいけない気分になって買いましたけど面白かったです。講談社は新しい営業手法を使ってきますね。

スインギンドラゴンタイガーブギ 3巻

とらちゃん奪還に成功したけど、突然解雇されて路頭に迷うバンドメンバー。売り込みをかけて頑張るけど、とらがいまいち乗り気じゃ無いのは仕方ない気がする。シマコさんがどう絡むのかとチャー会がどうなるのか次巻が楽しみ。

モブ子の恋 7巻

キスをしそうになって以来、頭の中がその事でいっぱいのふたり。ちょっとした事で意識したり、リップクリームをいつもより塗ったりしててかわいい。嫉妬したり、敬語をやめたり、少しずつ、ゆっくり進んでいく二人の関係がやっぱり良い。これは青春。

恋は光 5巻

突然の告白の末、恋の定義を導き出した東雲さん。未練が残る宿木嬢、攻めに出る北代に加え、光が見える女子高生・央にも動きが。終わりが近いけど、光が何なのかも、どんな結末なのかも分からなくて楽しみ。

グレイプニル 6巻

この町で何が起きたのか、始まりの物語。宇宙船を守る海斗と宇宙船を目指す修一がどんな形で会うのかが気になる。シリアス感が一気に増してきていて、次の巻ではもう少し謎が解けるのかな?大きな動きはないけど大事な話だったと思う。

ラジエーションハウス 7巻

唯織が医師免許を持っているのを知ってしまった杏がモヤモヤしてる間にMRIでの事故発生。MRIで被曝はしないと安全アピールの後の防ぎようのない事故。MRIは何回か受けてるけど、こんなに怖いものだったのか……。それにしてもAIキャラがかわいい。

ねこと私とドイッチュラント 4巻

トーコのお姉ちゃんがベルリンにやって来てからの観光編。ベルリンの壁を含んだ東西冷戦時の話は、いつになっても忘れられる事はないんだろうけど、それを含めてベルリンという街の良さが描かれている。いつか行きたいし、食べたい物だらけ。

逃げる男

森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたらなりたいものになれる。その森に入っていく少女の話から始まる、切なく、寂しい、逃げる男の物語。オノ・ナツメの絵と少ない会話がなんともいえない雰囲気で良かった。

かわいい悪魔

短編7本が収録された志村貴子短編集。表題作を筆頭に面白い作品たち。どの作品も違った話で、色々な味が楽しめる。綱島日吉武蔵小杉……これを描いてた頃は東横線沿線に住んでたのかな?

私のジャンルに神がいます

二次創作の世界に現れた天才字書き・綾城さん。綾城さんに認められたい、憧れたあの人が実は綾城さんだった、綾城さんに馴れ馴れしいあいつが腹立つ、などの葛藤やあるあるを書いた作品。みんな大変だなーと思った。

16bitセンセーション 1巻

1992年から始まる、女子大学生が18禁の女の子の絵を描かされ、エロゲーム制作に関わっていく物語。途中からはエロゲームより美少女ゲームになってくる。インターネットがない時代には戻れないし、戻りたくないな。そして30年前のPC環境がスゴすぎる。

何度時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが 1巻

本能寺の変で死んだはずの信長が7年前にタイムスリップしてやり直す。だけど何が原因だったかさっぱり分からない暴君だから、何度も本能寺で殺される。人を信じない、騙す、バレなきゃ良い、信長がバカっぽくて面白かった。

愛がなくても喰ってゆけます

よしながふみが過去に描いたグルメ漫画。『きのう何食べた?』とは違って、実際にあるお店の紹介を含めた食レポに近い感じ。食べるのが大好きなのがガンガン伝わってくる。都内に行く機会があったら全店行ってみたい。第二弾も描いて欲しい。

うみべの女の子 全2巻

海辺の平穏な街で暮らす平凡な女の子の身勝手な青春に付き合わされる男の子。思いより先に身体を重ねてしまい、すれ違いながら分かり合う。そんな気がするけどすれ違うのが青春で、他人とも自分ともタイミングが合わないもどかしさが素晴らしかった。性描写は結構多めです。

スニップ,スネイル&ドッグテイル

翻訳家で真面目で不器用な峰と、バス運転手でフランクな彼女持ちの安城が急激に仲良くなり、半同棲になるまでの日記を切り取りながら時系列をバラバラにした物語。読み始めは混乱するかもしれないけど、読後感が良くて面白かったです。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

自分の名前が言えなくてコミュニケーションが苦手な大島志乃。高校に入って初めてできた友達と上手くやりたいのにできないもどかしさと苛立ち。そしてまさかのバンド結成?吃音という言葉をあえて使わずに押見修造が描いた青春漫画です。

左手のための二重奏 3巻

一区切りついて次の展開までの準備といった感じの3巻。学校での決意。灯の父の過去の話も含めた新しい出会いと練習。灯に合わせるだけではなく、シュウに合わせる考え方。地味だったけど大事な巻だった気がする。灯の父はどうなるのかな?

ブルーム・ブラザーズ 1巻

兄の事が好きな弟、兄と同じ人が好きな弟、兄が好きだった人を好きになった弟など、色々な兄弟のBLオムニバス作品。やっぱり志村貴子作品は好きだなー。1巻というからまだ続くんだよね?

星の案内人 1巻

小宇宙という名前の手作りのプラネタリウムにいるおじいさんと少年。そこに訪れる人たちと夜空と星にまつわる優しい物語。期待していた通りの良い作品で満足。プラネタリウムに行った事ないから行ってみたいし、次のハレー彗星を見たいから長生きしたい。

星の案内人 2巻

マイペースで食べ物をたくさんくれるおじいちゃんの手作りプラネタリウム。トキオの事情と叔母さんの思いや、熊みたいな黒犬のクロの話は泣ける。新メンバーも加わってさらに賑わう小宇宙での優しい物語が良い。星、星座、神話、面白くて興味深い。

星の案内人 3巻

クセの強いキャラがまた1人増え、それぞれのエピソードがまた面白い。ゼウスと木星の話は知らない事だらけだったし、月の話も身近で興味深い。トキオがやっとやり直せた気がするラストシーンはウルっときた。おじいさんの底抜けの優しさが最高。終わりが近い。

星の案内人 4巻完結

じいちゃんが作ったプラネタリウムと、そこに集まる人たちの温かい物語はついに最終巻。トキオの不安や苦しみも、周りの人達の悩みも全て大丈夫とはね返すじいちゃんが本当に最高。最後の終わり方も含めて素敵な話でした。

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11月は連載中の作品が良かったです。
『葬送のフリーレン』『スキップとローファー』『推しの子』『ダーウィン事変』が期待通りの面白さで大満足だったのに加え、新連載の『ジーンブライド』『あかねさす柘榴の都』が非常に好きな雰囲気で、この先が楽しみです。

そして1巻完結作品では『星降る花屋』と『特別じゃない日』は読み返したくなる良い作品でした。

『ハコヅメ』12巻は読むのが少し遅くなりましたが、第1章完結と言えるような内容で素晴らしかったです。セールでまとめて読んだ『星の案内人』全4巻も好みの内容でオススメしたいですね。

たけのこが11月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。参考にして頂ければ嬉しいです。

最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。

ABOUT ME
たけのこ
マンガとゲームとサッカーと美味しいものが大好きです。 マンガの感想と紹介をまとめたページはこちらをご覧ください。