マンガのおはなし

【2022年】3月に読んだ漫画の感想まとめ。

3月も面白いマンガをたくさん読みましたので感想をまとめました。3月発売の作品の中から表彰作品を発表し、それ以外の作品はおすすめ順に書いてありますが、後半は過去作品になっています。過去作品はかなり新旧入り交じってますがご了承ください。

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3月の表彰作品

まずは勝手に作った各部門の受賞作品を紹介していきます。

嬉しい再会部門『おつれあい』1巻

裏ビデオの販売で逮捕された夫と保険会社で働く妻の夫婦の生活を中心にした、少し変わった母娘、家族、恋人達のヒューマンドラマ。作者の前作『はたらくすすむ 』のすすむとお店も登場。自然に物語の流れに加わっていて非常に嬉しい再会。雰囲気も内容も好みで、この先にも期待できそう。楽しみな作品が増えました。

次巻が気になる部門『メダリスト』5巻

初めて会うライバル達に司を憑依させて絡むいのりが面白すぎる。ムキムキ!って自分で言ってるのが最高。キャラの濃い人達がどんどん出てきて、泣けるシーンもある。最後の司の言葉はシンプルなのに素晴らしくて鳥肌が立つ。次巻のいのりの演技が超楽しみ。

大きい猫もかわいい部門『異世界猫と不機嫌な魔女』1巻

かつて魔王を倒し世界を救った魔女が、年老いたある日に召喚した巨大な猫。人々に忘れられ人里離れて暮らす魔女と猫、それぞれの生い立ちが切なくて泣ける。大きくても猫はかわいいし、かわいいだけじゃない物語になりそうで非常に期待してる。

っピ!部門『タコピーの原罪』上巻

地球にハッピーを広めるために現れたハッピー星人タコピーは、実際にはTwitter民を毎週阿鼻叫喚させている。内容は凄まじく、救いがあるか、救いが何なのかも今は分からない。だけど読んじゃう。これをジャンプで連載する時代になったのがスゴいっピ。

期待の新連載部門『ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶-』1巻

記憶力が抜群に良い高校生の当麻。同級生で獣医を目指す茨戸と知り合い、法獣医学を知る。動物の怪我や死の原因が病気か寿命か事故、それとも人間の仕業なのかを色々な方法で探る。単なるお仕事物語じゃなくてドラマもあって大満足。これからも期待したい。

次巻は最終巻部門『チ。―地球の運動について―』7集

大詰めを迎える地動説物語。生き延びていたヨレンタ、神を信じないドゥラカ、追いかける異端審問官、運命を決めるコイントス。素晴らしい熱量を保ったまま、全ては次の最終集へ繋がる。次集予告までカッコいい……。

たけのこ組!部門『パンダと極道』1巻

竹の虎(たけのこ)組の跡取りの主人公に組長から妹を紹介される。かわいい妹・もも(パンダ)との楽しい日常を描いた極道兄妹愛物語。組員もご近所さんも自然にももを受け入れていて、ももがかわいくてたまらない。たけのこ組の話なのが最高オブ最高。

ホラー部門『光が死んだ夏』1巻

ある集落で暮らすよしきと光。山で行方不明になって帰ってきた光が、別のナニカにすり替わってしまったけど一緒にいられるならと許してしまう。ナニカがなんなのか、集落で起きる異変、異常な周りの反応、全てが怖い。期待通りのホラー漫画でした。

……怖い部門『ファッション』2巻

カイの手腕と流れが向いてきた事で、一流のメンバーがほぼ無給で参加してくれる。違和感しかないジャンに、きちんと違和感を持つほんの数人も流れに流されてファッションショーを迎える。聖徳太子なみのカイの働きのスゴさ、カイの能力のおかげで成功したショー、付きまとう今後の不安、これどうなるの?




3月発売の作品

惜しくも受賞を逃した、3月発売の作品です。

葬送のフリーレン 7巻

1級試験編が終わって1話完結スタイルの冒険編が再開。各地で勇者ヒンメルの遺したものの大きさを感じさせる話が久し振りに戻ってきた。笑いも涙もあるこのスタイルもやっぱり良い。束の間の休息の後は、北部の厳しい戦いが待ってそう。ホッとする1冊。

魔法使いの嫁 17巻

異形の姿になったフィロメラを助けたいチセを正論で止める学園長。そこからの展開が非常に魔法使いらしいし『魔法使いの嫁』らしくて素晴らしい。神を相手に人間の出来る事は殆ど無い。それが終始一貫しているのも良い。あとはフィロメラを救えるかだけ。

その着せかえ人形は恋をする 9巻

海夢の増量騒動から始まって、ディープなコスプレ文化にどっぷり浸かる五条くん。新キャラも登場してさらなる深みを目指すけど、急に挙動不審になったのが気になる。みんなテンションが高くて明るい気分になれるし、絶好調という感じで最高。

来世は他人がいい 6巻

霧島と翔真の殴り合いから始まる割と平和?な話が多い。霧島の強過ぎる吉乃への愛がたまらないし、翔真への強過ぎる嫌悪感も素晴らしい。物騒な話が次巻では待っていそうだけど、相変わらず面白くて謎もまだまだある。そうか、お母さん……いるよね。

転がる姉弟 3巻

楽しみに待ってたホームコメディ。みなとの恋の話から光志郎の学校生活まで今回も面白かった。小学生らしいおバカな話も、意外と真剣に考えてる所も、光志郎が愛される良い所だと思う。時々出てくるハートフルな話も好き。最後の最後で泣きそうになった。

週末芸人 1巻

芸人の夢を諦めてサラリーマンをしている渋谷に元相方の高嶺が現れ、アマチュアのみの社会人お笑いイベントに誘われる。あっさりした絵にガッツリ熱量を注いだ真面目なお笑い漫画。ネタやセリフもしっかり考えられていて面白かった。あの大学生は感じ悪い。

転生したらスライムだった件 20巻

平和な世界を目指すリムルの考えはなかなか理解されないまま他国との争いは続く。悪い奴はどこにでもいて、全員自分の利益しか考えてないからまだまだ大変そう。ヒナタとリムルの再会の後がどうなるのか非常に楽しみ。仲間になったりするのかな?20巻まで続いても面白いのは本当に素晴らしいと思う。

破壊神マグちゃん 8巻

ここにきての新キャラ登場からこんな展開になるとは思ってなかった。マグちゃんと流々の絆の強さを感じさせながら、どういう決着をつけるのか、次巻の最終巻、結末までの流れが想像ができなくて楽しみ過ぎるけど寂しい。そしてサメちゃんがかわいい。

ホテル・インヒューマンズ 2巻

殺し屋専門のホテルに宿泊のお客様からの依頼に応えるコンシェルジュたち。今回のお題はみそ汁。明るい殺し屋の明るく悲しく切ない話は素敵だった。沙羅のカッコ良いシーンが多くて、各話の終わりのカラーは抜群で、今回も面白かったです。

笑顔のたえない職場です 5巻

警察沙汰やピザパーティー、サイン会、佐藤さんの純愛で相変わらず楽しそうな職場。戸田さん以外はいい人達だから安心できる。塔子さんのイケメン具合がスゴいし、佐藤さんのツンデレも見ていて楽しい。読んでても笑顔になれるのが何より良い。

雨夜の月 2巻

少しずつ高校での居場所を増やしていく奏音と、奏音の妹にキツく当たられる咲希。平等と公平の違い、奏音の地雷はこの作品以外でも役立つ知識。奏音にとっての特別が自分にとっての特別とは違うと感じている咲希の気持ちがたまらない。ふたりの関係はどうなる?

刷ったもんだ 6巻

入社して1年が経ち、3人の新入社員が入社してきた。初めての後輩に舞い上がり、悩み、支え合う同期がいい感じ。チラホラ恋の予感を感じさせながら、前向きになる若手の話や、印刷の細かい話も挟み続けていて、バランスよく楽しく読める良い作品だと思う。

一級建築士矩子の設計思考 1巻

建築とお酒が好きな一級建築士が立ち飲み屋を併設した個人事務所を設立した話。設計だけじゃなく、管理や実測、リフォームの提案に詐欺や悪い人への注意とお酒の紹介。ボリュームたっぷりで大満足の内容。関係者が読んだらさらに楽しいのかな?

七つ屋志のぶの宝石匣 16巻

鷹臣の駆け引きの上手さから始まる今回の話。志のぶの昔話が出てきたり、顕定との関係に少しだけ変化があった後に怪しい2人が接触。のんびりだけど確かに話は進んでる。小狡い悪人がたくさん出てくるけど、みんな痛い目に合うのは何度見ても好き。

あなたはブンちゃんの恋 4巻

三舟さんに告白したブンちゃん。それを許せない悪霊シモジが三舟さんを車道に引きずり出して終わった前巻。記憶を無くして大人しくなったブンちゃんに平和が訪れそうな雰囲気は長続きしないまま、次巻が最終巻のようです。どんな結末なんだろう。

焼いてるふたり 6巻

免許を取って初めてのドライブ。想像以上に疲れてる時に気付いてくれる相手は大事。シュラスコも燻製も美味しそうだった。いずれ結婚式をしそうだけど、どんな結婚式なのか今から楽しみ。やっぱりみんなでBBQなのかな?家で肉を焼いてくれる健太が欲しい。

BADDUCKS 2巻

モーガン、リサ、バズの3人での逃走中にモーガンは指名手配。追手が迫る中、判明するリサの真実。そして12年に及ぶ逃亡生活。なかなか平和で幸せな生活に辿り着けないモーガン達が12年後にどうなるのか。たぶんここまでが前半だろうから、次巻からさらに楽しみ。

峠鬼 5巻

約1年ぶりに発売の歴史ファンタジー。出雲大社で大国主命から月夜見命に会いに行けと言われる。道中での出会いと別れ、そして辿り着いた先。願いは?みんなどうなる?とにかく続きが気になる。八百万の神、神話、SF、好きな要素が詰まってて大好きな作品。

こっち向いてよ向井くん 3巻

女性の考えどころか男性との考えにもズレがある向井くん。その原因が少し分かる気がする雰囲気モテの話はちょっと納得。結婚に対する考え方は性差、世代差、個人差が本当に大きいと思う。そこに切り込むのがねむようこらしいと思うし面白い。

勇気あるものより散れ 2巻

不死の母を死なせるために殺生石を求めるシノ。兄との戦いで傷付き、傷付け、逃亡の先に悲劇が。シノの兄がどうなったかとシノの兄妹がどう動くのか気になる。まさかの恋物語の予感も?それほど長編にはならない感じかな?

少年のアビス 8巻

衝撃の告白で終わった前巻から時間が経ち、年が明けた頃から始まるいつもの日常。違うのは玄とチャコ。このまま一生この町にいるのか、覚悟を決めたようでも今でも悩む令児の前に現れたのは……。やっぱり頼りになるのは先生だと思ってた。先生!助けて!

ミワさんなりすます 3巻

ミワさんがなりすましていた美羽さんがついに目の前に現れ、事態は急展開。どうなってしまうの?許してもらえるの?超合理的な美羽さんの意図がわからずに翻弄されるミワさんと、どこかズレている八海崇。今回は直接の絡みが少なかったのが少し残念。

光の箱 2巻

1巻で終わりだと思っていたから嬉しい続巻。生と死の狭間にあるコンビニ。お客さんは死に瀕してるけど気付かずに訪れる。バイトのコクラ君の知り合いが訪れたり、店長の過去の話が出てきたり、深掘りされてきた。次巻では全く違う展開になりそうで目が離せない。

日本三國 1巻

核戦争後、文明が崩壊して戦国時代に突入、3つの国に分裂した日本。主人公は超合理的で理屈屋の三角青輝。戦国時代と三国志をオマージュしながら描く、妻の復讐と天下統一への物語かな?胸糞悪い登場人物とサクサク進む話がこの先に期待させてくれる。楽しみ。

もういっぽん 17巻

だんだん試合が長くなってきて、その分1試合ごとの重みが増してきた。1試合ごとに感動するし、姫コの試合は凄い良かった。こうなるとそろそろ未知の試合が見たいんだけど、負けて欲しいわけじゃないから複雑な気持ち。

ダンダダン 4巻

宇宙人との対決に決着をつけ、新キャラ登場。嫉妬する自分の器の小ささを感じながらオカルンは身体を鍛え続ける。濃いキャラと勢いで楽しく読めるオカルト心霊宇宙人物語。巻末のおまけのターボババアもよかった。いつまでも出てくるターボババアが好き。

ホテル・メッツァペウラへようこそ 2巻

刺青が異常に似合わない青年ジュンが働くフィンランドのホテル。今回は結婚式の依頼や設備の修理や犬の世話、以前来たお客さんとの交流も。日没が13時というのが北欧の厳しさをサラッと教えてくれて、他にも異文化を知れるのは面白い。

スノウボールアース 3巻

鉄男VS怪獣VS人でバトルシーン満載。救世主になりたかったおっさんとのコミュニケーションで傷付き、補助席に人を乗せた喜びに泣き、救世主としての格好良さも存分に堪能。欲を言うと、もう少しテンポ良く進んで欲しい。次回、初めての喧嘩!

アンデッドアンラック 10巻

否定者たちの異能力バトルが少し分かり難くなってきて、ちょっと失速してきたと思っていたけど今回はよかったと思う。不運をしっかりと使いながら風子らしい戦い方、アンディに頼らない戦い方で最後はウルっときた。次巻の春との決着が楽しみ。

アルテ 16巻

いきなり数年後に話が飛ぶ。宮廷画家としての仕事を終え、戦争が始まろうとしている懐かしのフィレンツェに戻り、レオとの再会を目指す。護衛に雇ったメンバーともすぐに打ち解けるけど……。急展開はクライマックスが近いのかな?平和な日常が来ない作品だな。

神のまにまに 3巻

腕だけになって身体が再生しない一進を救うために戦う絹千世。その相手の神様がかわいくてたまらない。バカっぽいのもすごく良い。一進の覚醒?と、秋水の変化、神との戦い、色々と楽しみな要素が増えてきた。

天国大魔境 7巻

ヘルムの漢字スゴいな!から始まる復讐劇の後は、学園の話を挟みながら進む。学園から外に出た子供たちの今後と状況を考えると、自分が考えていた真相は間違ってる気がする。次巻予告を見た感じだと、次こそ謎が明かされるみたいだから楽しみ。

ゆるキャン△ 13巻

1冊丸ごと花見編。ソロキャンしたりドライブしたりの花見群像物語。ロードバイクが出てきたけど、ちょっと興味ある。新しいキャラ?も出てきて、まだまだ続くのかな?年齢的になかなか県外に出られないからネタ作りも大変だろうけど頑張って欲しい。

怪獣8号 6巻

開始早々から泣きそうになる話が続き、強さと成長を感じる若い世代。迫力の戦闘シーンとキコル家のエピソードが面白い。ただ、最初の勢いからは少しペースが落ちた気がする。このまま勢いを付けて突っ走るのか、もう少し変化をつけるのか、個人的には日常回がもう少し欲しいかな。今後の展開に注目したい。

アオのハコ 4巻

病気の看病中に急接近した大喜と千夏だけど、距離を取ろうと言われて戸惑う大喜。そんな大喜の背中を押しつつ、頑張る雛がかわいくて、かわいそうでたまらない。大喜の両親の話も良かったな。たぶん難しいけど、みんなが幸せになって欲しいと願っています。




3月以前に発売の作品

現在追いかけている作品や、オススメされて読んだ、3月以前に発売された作品です。

ハコヅメ 19巻

ほんわか日常回が続く中、明らかに伏線らしきものが仕込まれていて気になって仕方ない。そして次巻予告見たらやっぱりヤバそう。緊張してきたけど、おバカな日常回がまた戻ってくるはずだし、楽しみにはしてる。川合の特殊技能がどんどん増えていくな。

青野くんに触りたいから死にたい 3巻~7巻

四ツ首様編。黒青野の謎の解明をしつつ、子供たちの儀式から始まった怖い物語。優里の毒親、猛毒姉の登場と、家系や町に伝わる伝承など多くの要素が登場。「懺〜悔、懺悔ぇ、六根清浄ゥ」は怖すぎるけど、優里が自分を大切にする事の大事さに気付いたのが素晴らしかった。最後のセリフは世界で一番カッコいい。

青野くんに触りたいから死にたい 8巻~9巻

受肉編スタート。優里に対する気持ちに藤本が悩んで、青野くんも藤本に嫉妬して悩む。十月十日の話から出た運命という言葉にムカつくと言い放つ優里がカッコいいし、藤本の葛藤は胸が苦しくなる。怖いのに優しくて面白い。そしてとんでもない雰囲気でこの9巻は終わる。うーん、最高。

ダンス・ダンス・ダンスール 6巻~8巻

中学3年生になって身長が伸びた潤平に色々と苦難が。子どもバレエアンケート120%を目指して大人に混ざり、自分の未熟さと魅力を再確認する中、夏姫の熱い思いにはイマイチ気付いていない感じ。

ダンス・ダンス・ダンスール 9巻~11巻

YAGP編。流鶯の登場で自分を見失いかける中、中村先生の協力で目指すべき方向が分かってきた気がする。都との再会、夏姫の演技、そして潤平の演技は素晴らしかった。

ダンス・ダンス・ダンスール 12巻~13巻

眠れる森の美女の王子に立候補した潤平と海咲。王子をバカにしている潤平は夏姫と、自分の才能のなさにコンプレックスを持つ海咲は才能はあるけど見た目にコンプレックスを持つ新キャラの響とコンビ。

何度もすれ違い、衝突を繰り返しながら覚醒した海咲と響に影響されて潤平と夏姫ペアが覚醒。夏姫の王子様になりたい潤平、海咲と響の覚悟、見どころたっぷりで素晴らしかった。特に響は抜群だった。

ベアゲルター 1巻

ヤクザと娼婦と謎の美女がメインのバイオレンスアクションにセクシーをスパイスに加えた作品。謎の島で何が起きているのか、このセクシーバイオレンスお姉さんは何者なのか、気になって仕方ない。さすが沙村広明。好きに描いてる感じがたまらない。

この音とまれ! 21巻

みっつ回。ここまであまり目立たなかったみっつの家庭の事情から問題が起きる。1巻丸々使って表紙のみっつと百谷のエピソードは涙腺を刺激しまくり、武蔵のアシストで号泣不可避。ここにきてこのエピソードは素晴らしい。もう一回読んでも泣くと思う。

ワンルームエンジェル

「どうしようもない僕に天使が降りてきた」話。ダメな男と羽の生えた天使との同居生活、天使の目的と正体などを1巻で完結。キレイで個性的な天使との楽しいやり取りも、話の流れも非常に満足。おすすめしてくれた方たち、ありがとうございました。

ハッピークソライフ 1巻

※この感想は全て褒め言葉です。 クズとカス、2人の男が繰り広げるBLエロコメディ。ネコ同士、隣同士でノンケ同士の2人が肉体関係だけで繋がる酷い話。あくまで自分の事ばかりの登場人物たちが最高だし、特殊性癖町中に知れ渡ってるのも最高に酷い。

『ワンルームエンジェル』を読んだ後に同じ作者だからとおすすめされたけど、絶対これじゃないでしょ。順番がおかしい。いや、面白かったんですけどね。

雨と君と 1巻

雨の日に出会った「犬」を拾って帰ったお姉さん。1人と1匹のほのぼのした仲良し生活が楽しくて優しくて良い。近所の人も獣医さんも家族もみんな優しくて「犬」好きで、とても良い作品なのでおすすめです。タヌキ?なんの話をしているんですか?

売野機子のハート・ビート

音楽にまつわる4つの物語。どの作品も心に残るような良い作品で期待以上だった。作る人、演奏する人、聞く人、作り手に聞く人、違うアプローチで描かれた物が1冊にまとまっているのが非常に良い。おすすめです。

ゴゴゴゴーゴーゴースト 1巻

社内不倫の末、捨てられて転職したOLと、守護霊として取り憑いていた正子。正子の力で不倫相手の金○を潰すために2人で起こすリベンジ祟り物語。妙にウマが合う2人のテンションが高くて、意地悪な相手を祟りで撃退するのがスカッとして面白い。

魔導具師ダリヤはうつむかない 4巻

5本指ソックスと乾燥中敷が大ヒットして大変な事になったダリヤを助けてくれる頼もしい仲間がまた1人。真摯でひたむきな姿勢が職人達に好印象を与えるのは見ていて気持ちいいし、恋愛が絡み過ぎないのも好き。胸派?腰派?の話も良かった。

いかにもラノベ、異世界転生という雰囲気の表紙で買うのを躊躇している人がいたら、是非読んでみて欲しい。非常に面白くて良い作品だと思う。

ビターエンドロール 1巻

脳卒中、アルコール依存症、がんとお金、患者さんと家族の相談を受けながら解決への道を探る医療ソーシャルワーカーの話。新人で涙腺弱すぎ主人公が空気も読めないコミュ症ながらもズレた頑張りで奮闘する。患者でも医師でも無い視点が新鮮で面白い。

ディザインズ 3巻

イルカのキイがお母さんと触れ合い、狂いが生じてしまった末に処分命令が下される。クーベルチュールが向かう途中に出会った象、見るのに飽きたという奥田、奥田邸の襲撃、淡々としながらめちゃくちゃ盛り上がる。スゴい作品だし面白い。

アンメット 3巻

多くの患者さんの命を救いながら、ミヤビの記憶を取り戻そうと奮闘する三瓶。手術の順番で患者さんの苦痛が違ってくるのは考えが事もなかった。ミヤビの記憶に関してはなんだか色々と裏がありそうな気配。緊迫した空気と、ほんわかした空気の使い分けが良い。

リエゾン 6巻

今回は摂食障害編の続きと、家族がASDとゲーム依存で疲れてしまっているお母さん、そして夜間託児をしている子どものジェンダーについての悩み相談。小さい頃の性自認は成長で変化する可能性があるから、準備をしておくという話が印象的。気付かされる事が多い。

鬼ゴロシ 4巻

ひたすら敵を殺しながら娘のりょうを探す坂田。ど変態の育ての父も、りょうを追いかける。大物も小物もごちゃ混ぜになりながら殺し合うとんでもない物語は、最後の言葉が誰に対しての言葉なのかだけがとにかく気になる。誰が誰だかよく分からないけど、スゴい。

ほしのこえ

新海誠アニメのコミカライズ版。同じ高校を目指すミカコとノボル。受験前の夏に国連宇宙軍に選抜されて宇宙へ向かうミカコ。メールが届くのにも時間がかかる、さらに距離は離れてもっと時間が掛かるようになる。メールだけのやり取りとそれぞれの日常が切ない。

ACCA13区監察課 4巻

なぜかクーデターを疑われ続けるジーンと、ドーワー王家に探られているロッタの謎がついに判明する。なるほど、そういう事か。視察の残りも少なくなってきたし、いよいよ物語は佳境にという感じなんだけど、淡々と進むこの空気感が本当にいいな。

マグメル深海水族館 1巻~3巻

水深200メートルにある世界で一つの水族館。深海生物が大好きな主人公が清掃員のバイトで働くうちに、少しずつ変わっていく人生ドラマ。設定も深海生物の描写も素晴らしくて、こんな水族館があったらいいなと本当に思う。謎だったお父さんの話が3巻で出てきて、良い話だったし今後の展開も期待できそう。アニメに向いてそうな作品。

ふしぎの国のバード 1巻~3巻

明治初頭、イギリス人の女性冒険家バードが東京から蝦夷まで通訳1人を連れて旅をする物語。日本の文化に触れ、戸惑いながらも優しい人たちとの出会いや別れを楽しむ長い旅。どんどん奥地に行く予定だけど大丈夫なのか不安はたっぷり。

前から気になっていて、セールを機に3巻まで読んだけど期待通りに面白い。少しずつ買い進める予定。

11人いる!

萩尾望都の名作を今更ながら読みました。宇宙船内で53日間生き延びる試験が始まった時に1チーム10人のはずが11人いる。相次ぐトラブルと疑心暗鬼の中、試験に合格できるのか? 続編もまとめて読めて満足です。やはり名作は色褪せない。いま読んでも面白い。

フィラメント~漆原友紀作品集~

漆原友紀初期の別名義時代の作品も含めた作品集。『蟲師』の原型になる『虫師』も2話収録されています。非常にらしい雰囲気の作品ばかりで、ファンの人は楽しめると思うし面白かった。Mar•man、岬でバスを降りたひと、迷宮猫は特に好き。

ギャルと恐竜 2巻

ギャルと一緒にアパートで暮らす恐竜は言葉も分かるし、雰囲気でギャルと電話もできる。誕生日ケーキのろうそくを吹き消す練習をしたり、象を見て笑ってるのがスゴい好き。恐竜の化石には興味がないらしい。ギャルが良い子なのも好き。やっぱり良い作品。

草野と希 1巻

元ヤクザと女子高生が温泉と美味しい食べ物を取材しながら消えたお金と同僚&姉を探す物語。真人間を目指す草野と、ヤクザ嫌いな希が少しずつ打ち解けながらの取材旅行。2巻完結らしいからこれで半分。どんなまとめ方をするのかな?

おやすみカラスまた来てね。 4巻

亡き父の隠し子が発覚以来、落ち着かない一葉。君の悪い人に会ったり、散々な目に会った末に真相が明らかになる。後半の地震の話は胸がギュッとなる話で、早く日常が取り戻せると良いなと願うしかないし、こういう時の優しさって本当に良い。

最果てのパラディン 6巻

キマイラとの再戦の後、ビィの歌う三英傑の武勲詩に涙するウィル。自らの生き方を確認しながら物語は2年後へ。新章への突入でメネルにも変化が生まれ、テンポ良く話が進むのが非常に読みやすい。ドワーフが出てくるけど、エルフとの相性はどうかな?

ラグナクリムゾン 5巻

銀器姫のツンデレがかわいい。ラグナに全く歯が立たない騎士団たち、クリムゾンにメンツを潰される魔法士たち、そして歴史を変えるために竜たちとの戦いが始まる。ただの戦の準備をしてただけなのに面白い。ツンデレ姫が覚醒しそうで期待してる。

モブ子の恋 11巻

田中さんの就活編。お祈りメールが続く中で不安とストレスがいっぱいで大変なのが読んでて辛い。入江くんや仲間との会話の中で自分に少しずつ自信を持っていく姿は素敵だったし、途中にあった特別編も良かった。大学生活の終わりが見えてきて、結構寂しい。

ラジエーションハウス 9巻

ついにアンがイオリの事を思い出す時が来た?という物語として一番大事な局面を迎える。そんな大事な1冊なのに作者あとがきの離婚の話で、あの時のあのキャラがもう出てこなくなっちゃうの?という寂しさで胸が一杯になってしまった。頑張って!

能面女子の花子さん 4巻

さぶちゃんの家にみんなで遊びに行く。さぶちゃん一家の濃さがスゴいし、長男は花子さんにかなり興味持ってそう。作風に少し変化を感じるのは担当さんが変わったからなのかな?相変わらず面白いので、これからも楽しみです。

ヴァンピアーズ 6巻

吸血鬼百合物語は過去一番シリアスな展開。宝剣を狙うギカ、宝剣を封印しようとするアリア達。攫われた一花。時々シリアスになってドキドキさせるのも作者の狙いなんだろうけど、まんまと引っ掛かる。エロさの使い方がどんどん上手くなってる気がする。

無法島 2巻

死刑囚が集められた無人島でのサバイバル生活。家族惨殺犯とされるカイトと剣道の達人美空は生きるために戦う。内容はほぼ『自殺島』だけど、危険人物しかいないからある意味話が早い。殺さないけど、死なす覚悟を持った元ピッチャーの投石は単純だけど強い。

グレイプニル 9巻

修一の本当の力と過去の記憶を探るために吉岡と一体化する。なぜ自分では無いのか戸惑うクレアと、修一の衝撃の過去。修一の能力の生まれた理由、やけに丁寧な裸の描写、無駄な男との合体、色々あって内容が濃いのか薄いのか分からない1冊だった。

はしっこアンサンブル 3巻

合唱部が認められてコンクールに挑戦する。課題曲を決めるのにも揉めて、歌いたい歌しか歌わない折原、いざとなったら恥ずかしくて歌えない藤吉など、問題を抱えたまま強豪校との合同練習。それにしても折原のキャラは強烈だな。ドMの人も良かった。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 3巻

軽音楽部まであと一歩の所で邪魔をされて白紙になってからの話。新入部員の忍と五月の思い出の曲、新ボーカル、濃いキャラ、カート・コバーンの登場と熱い展開。今更だけど読み始めてよかった。ただ、嫌がらせは王道だけど好きじゃないなー。

琥珀の夢で酔いましょう 4巻

ビールの企画が通ったけどイマイチ乗り切れない七菜。写真、仕事に対する姿勢をキツい言葉で指摘された鉄雄。お酒にまつわる嫌な思い出がある七菜の同僚。各キャラの内面に触れながらビールのペアリングを紹介。和菓子に合うビール興味あるな。

怪獣自衛隊 4巻

アメリカでの訓練と穏やかな日常と思いきや全然穏やかにならない。新しい怪獣の登場と、相変わらず怪獣を認めたがらない人たち。そしてついに市街地に向かう怪獣。盛り上げるだけ盛り上げて続きは次巻。気になるなー。

惰性67パーセント 4巻

ちょっとエロくてだいぶおバカな大学生活。いつもの4人に新メンバーが加わり、ちょっとだけ美大生だった事を思い出させてくれる。こんな大学生活だったら楽しいだろうと思う反面、これはこれでヤバいなとも思う。真面目な新キャラがどう絡むかな?

ヒューマニタス HUMANITAS

盲目の戦士、旧ソ連のチェスプレイヤー、鯨ハンター 、3人の戦士たちのそれぞれのエピソード。過酷な環境、異なる文化と価値観の中で生きるために戦い続ける熱い話。3つとも面白い話で満足です。作者の別作品も読んでみたいと思います。

EVOL 2巻

異能力を手に入れた3人の絶望と、ヒーローになりたいライトニングが葛藤から解き放たれるのを描き、いよいよそれぞれの暴走が始まる。殆どの登場人物が歪んでいるのが絶妙で、EVOLの再結成が楽しみ。新しいダークヒーロー物として、この先が楽しみな作品。

裏バイト逃亡禁止 3巻

命の危険と引き換えに高額報酬をもらえる裏バイトに精を出すユメと和美。危険な匂いを感じるユメの鼻が効かない時も出てきたり、危険度はむしろ高まっていく。若返り温泉は続きがありそうな気がするし、もしかして4巻は旅行に出かけるかも?危険すぎる。

けんえん 全8巻

猿の妖怪を退治するために派遣された霊犬が、なぜか退治するはずの猿の妖怪と一緒に暮らし始める物語。猿の事情や人間との対立は結構重めの話だけど、登場人物(犬含む)がかわいいし、ハヤテももちろんかわいくて、結末も満足の良い作品でした。

マージナル 全3巻

萩尾望都が描くSF物語。西暦2999年、男しかいない世界で子供を産むのは聖母マザのみ。そのマザを暗殺した男が砂漠で拾ったキラ。キラを買い取ったアシジン。管理されている人々は女性という存在すら知らない。

キラは何者なのか?何のためにこの世界があるのか?壮大な物語の結末はなんとも言えない余韻を残した想像以上の形でした。非常に良かった。




まとめ

3月は新刊が非常に面白かったです。『おつれあい』『ラストカルテ』『異世界猫と不機嫌な魔女』『光が死んだ夏』『パンダと極道』『週末芸人』そして話題作『タコピーの原罪』など豊作でした。

最終巻目前の『チ。』『破壊神マグちゃん』『あなたはブンちゃんの恋』はいよいよといった盛り上がり方で、『葬送のフリーレン』『魔法使いの嫁』『その着せ替え人形は恋をする』は安定した面白さでさすがです。

お得なセールがあったので『青野くんに触りたいから死にたい』『ダンス・ダンス・ダンスール』を一気読みしましたが、さすがは人気作。今まで読んでなかったのがもったいなかったぐらいです。

たけのこが3月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。参考にして頂ければ嬉しいです。

最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。




ABOUT ME
たけのこ
マンガとゲームとサッカーと美味しいものが大好きです。 マンガの感想と紹介をまとめたページはこちらをご覧ください。