マンガのおはなし

【2022年】7月に読んだ漫画の感想まとめ。

7月も面白いマンガをたくさん読みましたので感想をまとめました。7月発売の作品の中から表彰作品を発表し、それ以外の作品はおすすめ順に書いてありますが、後半は過去作品になっています。過去作品はかなり新旧入り交じってますがご了承ください。

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7月の表彰作品

まずは勝手に作った各部門の受賞作品を紹介していきます。

大団円部門『ゴールデンカムイ』31巻(完)

『ゴールデンカムイ』31巻

大団円を迎える最終巻は連載から大幅な加筆がされた素晴らしい内容。大事な人たちがどんどんいなくなる展開に胸が痛くなりながらも、全員の散り際の美しさとカッコ良さにシビれる。そして最後に白石が美味しい所を持っていくのを含めて最高。

連載時から大幅加筆ありと聞いていた通りの素晴らしい内容には感動と感謝が溢れ出ます。長い間、そして最後まで楽しませてくれてありがとうございました!

期待の新作部門『正反対な君と僕』1巻

『正反対な君と僕』1巻

陽キャだけど周りの目を気にしてしまう鈴木が片思いしている物静かな谷くん。ふたりのやり取りが微笑ましくてドキドキするラブコメ。 自分の思いや疑問を言葉で伝え合うふたりの姿に身悶えする。鈴木も谷くんもかわいくてたまらない。本当に愛おしい。この先には楽しみしかない、おすすめの作品です。

感動部門『メダリスト』6巻

『メダリスト』6巻

金メダリストを目指して、リンクに向かういのりに声をかける司の思いと作戦が熱い。感動の場面の後にはすぐに笑いも入れてくるし、まさかの司のスケートシーンも良かった。 作戦通りという次巻のジャンプコーチとの出会いが楽しみだし、腹筋割れてるの最高。

続編部門『2年1組うちのクラスの女子がヤバい』1巻

『2年1組うちのクラスの女子がヤバい』1巻

女子だけ使える変な超能力に振り回される高校生たちの青春物語の続編。
2年生に進級したみんなと再会できて嬉しい。新キャラも登場して、相変わらず仲良く楽しい話は読んでいて面白い。リモートネコがかわいくてたまらない、欲しい。

短編集部門『庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド』

『庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド』

妖や人外の普通と違う、だけど普通の暮らしを集めた庄野晶短編集。人との関わりも含めた、時に切ない話たちが非常に良い。絵も雰囲気も好みで、表題作を含めたメインの話は続編に期待したい。面白かったです。

鼻から部門『カナカナ』4巻

『カナカナ』4巻

最初から最後までずーっと笑いながら読んでた。夏を終わらせないマサの話も、台風ではしゃぐカナの話も大好き。心が読める分だけ気を使うカナと、善意100%でズレてるマサのやり取りは最高。

鼻から出ちゃう話は『お茶にごす』でも大爆笑した好きなネタです。

推しが尊い部門『ミワさんなりすます』4巻

ミワさんなりすます』4巻

映画オタクの家政婦なりすましコメディ。 憧れの八海崇とプライベートで会う事になってしまったミワさん。明日会うというだけで1話使い、何度も死んでも良いほど感動して、オタク冥利に尽きる時間を過ごす。都合が良い展開だらけで最高に漫画らしいのが大好き。

ホラー部門『フォビア』2巻

『フォビア』2巻

恐怖症をテーマにしたホラー漫画。 理不尽ホラー系だった1巻とは少し違って、切ない話やほっこりする話もある。面白いと思うけど、さらに尖って欲しいと思う部分もある。拒絶はスゴい好きだった。長身も孤独も結構良かったし……と思うと十分好きな作品でした。

1巻のテイストの方が好きなんだけど2巻も面白い。今後にさらに期待したいです。

間接キス部門『ニューノーマル』3巻

『ニューノーマル』3巻

感染症が蔓延し、全ての人がマスクを着けるのが当たり前の世界の物語。口はまるで性器のように人に見られるのが恥ずかしい世界。

今まででこんなにエロい間接キスがあっただろうか?そんなシーンが印象的。ここからは反マスク派に巻き込まれる展開かな?面白い。

ここで来たか部門『MIX』19巻

『MIX』19巻

ついに勢南に勝利して、30数年を経て明青学園VS須見工の決勝戦。まだ2年生なのにずいぶん早く舞台が整ったと少しだけ思ってはいました。

やりやがったなあだち充。そしてそれでこそあだち充。静かに、淡々と時間が過ぎるこの1冊は過去の名作の数々を思い出させてくれる。




7月発売の作品

惜しくも受賞を逃した、7月発売の作品です。

特別じゃない日 猫とご近所さん

特別じゃない日 猫とご近所さん

1巻完結だと思ってた前作の続きの2巻。子猫のシャケを飼い始めた吉田くんのアパートがペット不可だった話から始まる、新たにご近所さんも含めた普通の日常。心温まるほのぼのストーリーがまだまだ読めるのは嬉しい。どうやら3巻も出るみたい!

ビバリウムで朝食を 1巻

『ビバリウムで朝食を』1巻

夏休みに街の七不思議を探検する3人組ヨキ、ミコト、キクリの物語。ネコ型ロボットのひみつ道具みたいな物が出てきたり、幽霊が日常的に出てきたりするSFジュブナイルなのかな?不思議な雰囲気が良いし、面白い。

気になるのは3人の名前がヨキ、コト、キク……犬神家の一族?

ちはやふる 49巻

最終巻の予定が収まり切らなかったと作者が言うように、熱いシーンが続く最終決戦。懐かしい場面、これからの事、友人との繋がりを散りばめながら結末に向かっていくのが何度でも泣ける。 次巻はついに最終巻。勝敗も含めた結末が楽しみだし、絶対に泣く。

ブランチライン 4巻

『ブランチライン』4巻

池辺葵が描く4姉妹と母と甥。家族が仲良く楽しく過ごすシーンも好きだし、実は家族が上手くいってない人達の思いをさりげなく描くシーンも大好き。

仁衣ちゃんと山田の関係は最高で、太重ちゃんとキミちゃんのやり取りは泣ける。4巻も素晴らしかった。

三拍子の娘 2巻

『三拍子の娘』2巻

待ちに待ったKindle版の配信開始。一気に読むのがもったいないから少しずつ読んでたけどやっぱり面白い。個性的な三姉妹はみんなかわいいし、トラの作る料理は美味しそう。少しずつ深堀しながら、深堀し過ぎないあっさり感もバランスが良くて魅力的。

Landreaall 39巻

クライマックスが近付いてきた気がするダンジョン編。ディアの天恵でダンジョンの謎に迫り、脱出を目指すDX達に世界の謎と門番が立ちはだかる。仲間全員で帰ろうとするDX達と、DX達を全員で地上に帰そうとする地上の仲間達の思いが胸熱。予想外の展開にドキドキ。最高です。

メイドインアビス 11巻

成れ果て村を後にし、ファプタも加わって賑やかになったメンバーで冒険再会。 これから始まる最下層への挑戦に向けた久し振りにゆっくりした雰囲気の話が続く。とはいえ新キャラの登場と、意味深な言葉で期待と不安もしっかり感じさせて素晴らしい。

河畔の街のセリーヌ 1巻

『河畔の町のセリーヌ』1巻

19世紀パリを舞台に、14歳の少女セリーヌが偶然出会った老紳士に職業レポを依頼される。様々な職業を体験しながら、学び、触れ合う物語。 美しい街並みと発展していく街で、少女の目線で描かれる各話がとても雰囲気が良くて面白いです。

イマジナリー 2巻

『イマジナリー』2巻

お互い好意を持ってそうな幼なじみ同士が、お互い深く踏み込めないまま今に至る大学生活。都会で女友達と楽しくおバカに暮らしながらイジられる様子と、地元で男友達に急かされながら暮らす様子が焦った過ぎて面白い。青春群像劇らしくなってきて良い。

僕の妻は感情がない 5巻

人妻家事ロボットのミーナちゃんに襲いかかる悪意、ロボットを町から追い出そうとする人たちなど物騒な話や、合理的な理由からデートに行く話など盛りだくさん。

自分が作るご飯はいつも美味しい、ロボットは場合によっては人間より優秀にこだわるミーナちゃんがかわいい。そして思わぬ形で真剣な話も出てきた。

ホテル・インヒューマンズ 3巻

殺し屋専用ホテルのコンシェルジュ達のヒューマンドラマ。2巻から続く2人組の話が完結。相変わらずの素晴らしい終わり方でウルっときた。

その後の話はホテルの他の従業員も登場。今後に繋がる話だろうから、そっちも楽しみ。 おすすめの作品。

しょうもないのうりょく 3巻(完)

思った感じと少し違うけど付き合い始めたふたりの恋愛も含めて、非常に良い終わり方を迎えた最終巻。ずーっと明るく楽しく読ませてもらって大満足で最高。最後の登場人物一覧も素晴らしい物でした。高野雀さん、ありがとうございました。

ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶- 2巻

注目している法獣医学ミステリー。動物が好きなのに、自分がやっている事は変なんじゃ無いかと悩む話や、イシダさんの話は茨戸くんの事が深く知れてよかった。変人ばかりが登場するけど、優しい人も出てくる。タイトル回収も自然で、まだまだ期待できそう。

生活保護特区を出よ。 1巻

戦後ifストーリー。
復興した新都トーキョーと、自立困難な人に国が衣食住と生活を保証する生活保護特区を制定。トーキョーで育った高校生が落ちこぼれ、生活保護特区に1人で移住する。激しい格差の問題に夢中になって読んだ。面白いです。

生活保護特区を出よ。 2巻

ラジオの仕事をもらって特区での生活に慣れていく中でサダカやサイブク、トウタの問題、貧困と差別に直面しながら祭りに備える。 フーカのお祖父ちゃん?の話にどう繋がるのか興味深い。死が身近過ぎて妙な怖さがあるけどするする読めてしまう。

ゴールデンラズベリー 3巻

芸能界サクセスラブストーリー。仕事はできるけど続かない北方に、猛烈なアプローチを開始する恋が続かないモテ女の塁。仕事に対する塁の姿勢がカッコ良くて、北方が塁を支える情熱はズレていて、噛み合わないようで噛み合うふたりが面白い。

すだちの魔王城 2巻

村人、魔王、勇者の3人で道具屋を経営する物語。トラブルだらけの日々の中、営業停止の危機が訪れる。 新キャラを少しずつ登場させながら、マオのかわいさとアッシュのダメさを使って盛り上げてる。ムラビトと黒歴史がどうなるのか、次巻も楽しみ。

今日もカレーですか? 4巻

美味しいカレー屋さんを紹介してくれる素晴らしい漫画。ホテルニューグランドのザ・カフェはお高いけどパフェも美味しいんですよね。珍しくハヤシライスも出てきたし、生駒のカレーチャーハンは超美味しそうだった。都内に住んでたら全部行くのに!

ババンババンバンバンパイア 2巻

銭湯で住み込みで働く350歳のバンパイアが巻き起こす、噛み合わないドタバタ劇。あと2年、李仁くんの童貞を守って美味しく頂きたいだけなのに色々勘違いしてゴチャゴチャするのが楽しい。新キャラも良いし、更なるドタバタの予感が面白い。

海が走るエンドロール 3巻

65歳から始める映画監督への挑戦。
予想通りに嵐を持ち込むsoraの登場で意識が少し変わるうみ子と海。意外と悪くなくなるsoraの印象と、映画への想いが変わらない海にホッとする。それでもsoraの思惑は気になるし、それ以上に海の映画が気になる。

ヒッツ 4巻

登場するキャラがとにかく濃い。唐墨さんに告白したけど付き合うのは許されないユズの涙ながらの決断、ヒッツを譲るように迫る満島と駒谷さんの意外な関係、組織のボスとの過去。全部が全部予想外でスゴい。ヒッツの人気と駒谷さんの人気が天井知らずで最高。

GIANTKILLING 61巻

ついに訪れた首位・鹿島との直接対決!までの話。試合が始まってないのに既に泣きそう。椿の移籍に対する考え方は最高だけど、他所のチームの選手はフリーで結構です。クライマックス感が強いけど、どこまで描くのかな?

個人的には代表戦はイマイチ盛り上がらないからW杯は特に必要ない派。

転生したらスライムだった件 21巻

異世界転生無双物の中ではトップクラスに好きなこの作品。策略に巻き込まれて戦うリムルとヒナタ、手料理を振る舞おうとするシオン、激おこのディアブロ、相変わらずリムル達の力量が分からないおバカさん達。いい感じで無双していて楽しい。

よふかしのうた 12巻

2ヶ月連続で発売の最新巻。マヒルの家庭を探る探偵さん、マヒルと仲直りしたいコウの前に新たな吸血鬼、さらに新たな吸血鬼。ていうかマヒルが1度も出てこないし、すっかりバトル漫画になって覚醒するコウ。盛り上がってきてるし面白いからいいかな。

Artiste(アルティスト) 8巻

ホラー映画あるあるの話が全部分かってスゴい好きだった。カトリーヌの誕生日の話から過去の話に繋がった良い話は、巻末のデザートも含めてこの作品らしい素敵な話で最高。エルザの恋はなかなか進まないけど、頑張る姿がかわいいから応援してます。やっぱり好きな作品。

アンテン様の腹の中 2巻

思いのこもった大切な物と引き換えに、アンテン様が願いを叶えてくれる物語。

願いは死んだら全て無かったことになるという設定が素晴らしい。最後の話は特にその設定を意識した作りで、葛藤が上手く描かれてたと思う。これからも楽しみな作品。

AIの遺電子 Blue Age 4巻

AIを巡る愛の物語。いい話だけじゃなく怖い、不気味な話も出てくる。ヒトとロボット、ヒューマノイドの垣根が人それぞれで、同じ人でもその時々によって違う意見だったりするのがリアル。働かなくても過ごせる新世界の話の新章が楽しみ。

エクソシストを堕とせない 2巻

マモンとの戦いと第一章が完結して新章へ。マモンとの戦いでのイムリが色々と良かった。

ママやシスターの登場でイムリの気持ちに変化が出てきて、ここからはまた少し違った展開も期待できそう。悪魔絡みの話は大好きだから読んでて非常に楽しい。

日本三國 2巻

1巻から胸糞の悪いやつはさらに胸糞が悪くなり、三角たちはどんどん厳しい環境に。聖夷でのクーデターと新政権、尊い総帥の誕生で一気に戦争ムードが高まる中、どんな展開が待っているのかが楽しみ。

熱量がスゴいから、このままのテンションで続いて欲しい。

シャングリラ・フロンティア 9巻

前巻の終わり方が不安だったけど、本筋に戻ってきてくれて安心した。新しいユニークモンスター情報を求め、サイガー0と協力している時にまさかのアイツとエンカウントとは激アツ。そして新キャラも気になる。

アニメ化&ゲーム化はビックリ!おめでとうございます。

スプートニク

『逃げ恥』の海野つなみが描くウェディングプランナーの元部下、元上司とその弟、男女3人の1巻完結物語。 カフェバー「スプートニク」に集まりダラダラ喋る仲の3人にコロナ禍で人生の転機が訪れる。予想と違う展開が非常に面白くて、一気に読んじゃいました。

さよなら絵梨

公開時に話題になった藤本タツキ長編読切。映画『ぼくのエリ』のオマージュを感じさせながら淡々と進むスマホ越しの物語。 現実と創作が交錯しエクスプロージョンする青春物語とは素晴らしい紹介だと思うし、読む度に新しく感じるものがある。最高です。

GLITCH 1巻

3人家族が引っ越してきた町では不思議な現象が起きていて、町の人たちはあまりそれについて話そうとしない。その不思議な現象について調査を始める4人の子供達の物語。 奇妙な世界と独特の絵が良い雰囲気を作っていて、登場する異形?キャラもかわいい。

GLITCH 2巻

1巻と同時発売のSF青春物語。グリッチと呼ばれる現象を調べる子供たちと、違う世界からやってきたヒラタさん。行方不明者と謎の生物の増加、森の中の異常など、盛り上がってきた。 1巻の紹介を読んでアキラが姉だと初めて気付いたけど、なにかあるのかな?

黒執事 32巻

1冊丸ごとバルドの過去の話。悲しい過去と、ファントムハイヴ家に来た頃の話は今のバルドとは全く印象が違う話で面白かった。これで使用人たちの過去編は終わりかな?タナカさんもあるのかな? 過去編も面白かったけど、本編が進み始めるのはもっと楽しみ。

サターンリターン 7巻

イカれた登場人物だらけの中で、うっすら漂っていたこいつヤバいんじゃないか?という旦那の本性が出てきて熱い。そしてあとがきによるとあと3巻、全10巻で完結との事。どんな着地点があるのか、どこに向かうのか、嘘まみれの人生の結末が楽しみ。

なおりはしないが、ましになる 2巻

生きづらいと感じる作者カレー沢薫が発達障害と診断され、少しだけましな生活を目指すエッセイ。これでもかと出てくるエピソードの数々を笑いに変え、描き続けるのはさすが。理解のある彼がいると発達障害エアプ扱いとか、世間は厳しいな。

セシルの女王 2巻

今のままでは大事な人を守れないと知ったセシルが、学び成長する事を決意する。カトリックとプロテスタントの問題は大きくて、最悪の時代の話なのも分かってる。フィッシャー司教の言葉も、クロムウェルの言葉も良かった。この先をどう描くのか期待してる。

舞妓さんちのまかないさん 20巻

ついに20巻まで発売された舞妓さんたちの生活を支える台所物語。健太の風邪で大慌てのふたり、落ち着かないすみれ、ついに舞妓さんになる理子、今回も優しくて温かい話がいっぱい。
個人的には3人の関係はずーっとこのままでいて欲しい。

私の息子が異世界転生したっぽい 3巻

死んだ息子が異世界転生したと信じる母親の話の原作を深掘りしながら進むフルバージョン。

夫との言い争いや、友人達の心配、思ったより早い堂原への問いかけで壊れそうな関係。今回もしっかりと物語を補完していて良かったと思う。

トリリオンゲーム 4巻

ハルの手腕とアイデアで順調に成功していく痛快劇が続いてきて、同じことの繰り返しかな?と思った頃にガクのターン。ハルが切り捨てたソシャゲ開発で成功を目指す。さすがの内容で飽きさせない。ふたりの別れを匂わせる冒頭のシーンが気になる。

さすがは大物二人のタッグだけあって、飽きさせないどころか盛り上げてくるのはスゴイ。

怪獣8号 7巻

絶望的な展開から若い世代への期待へ。保科副隊長大好きだから再登場とこの展開は胸熱だし、ここにきてレノが話の中心になるのは嬉しいし楽しみ。強さのインフレがスゴいのは少年漫画の基本だとしてもちょっと急激過ぎて気になる。そうは言っても確実に面白いのでこの先にも期待してます。

Gutsy Gritty Girl

『ロスト・ラッド・ロンドン』のスピンオフ作品の表題作を含めたシマ・シンヤ作品集でSF色の強い作品が多かった気がする。特徴的な絵と雰囲気がやっぱり好きで、キーちゃんの話とデイヴィッドのトマトの話はかなり好き。

もういっぽん! 19巻

金鷲旗大会が終了。未知の怪我が完治して、次は新人戦に挑む。まさかのメンバーで挑むのは先を見据えた戦略とはいえ驚いた。因縁の、夢の対決をいくつか残したまま物語が進んでいくのは先が非常に楽しみ。やっぱり未知がいると盛り上がる。

サムライカアサンNEO 2巻(完)

まさかのサムライカアサンシリーズ完結。段々とポエミーで説教っぽくなってきてたけど、最後はふんわりとした終わり方で良かったんじゃないかな?長い間、楽しませてもらいました。お疲れ様でした、そしてありがとうございました。

ガチアクタ 2巻

無実の罪で天界から下界に落とされ、異能力が宿った人器と呼ばれる物を扱う人通者や班獣と呼ばれる化け物がいる世界で掃除屋と呼ばれる組織に誘われる異能力バトル物語。

何を言ってるか分からないかもしれないけど、読んでるとなんとなく分かる。そんな漫画。

サマータイムレンダ2026 未然事故物件

『サマータイムレンダ』のスピンオフ作品。ひづるとハイネがメインの1巻完結ミステリーという感じ。作者がどうしても描きたかったという2人のエピソードを存分に楽しむのが正しい読み方の気がする。本編が好きな人は読んでおきましょう!

ポラリスは消えない 2巻

死んだアイドルに扮して活動するミズウミ。地道な活動を続けると思ってたら急に大物に利用されてしまう。ただ好きなアイドルの存在を消さないためだけに生きる少女がどこに行き着くのか、郡山君は彼女を理解し、救えるのか。結末が予想できない。

P.As. 2巻

懐かしの名作『P.A.』の続編。依頼者の要求に従って誰かを演じるプライベートアクトレスをしている少女の話。 様々な依頼と目的、それに関わる人たちとの関係を描くミステリー風作品。程よく予想を裏切ってくる展開が面白い。冬羽の母親の謎がこれからのメインかな?

マッシュル-MASHLE- 12巻

今回はシュークリームの登場が結構多くて安心しました。みんな修行して強くなって最終決戦だ!という王道展開でゼンマイ巻いてるから、たぶんマッシュが遅れて登場するパターンと予想。レモンちゃんの出番が欲しい。

まさかのアニメ化おめでとうございます。

SANDA 4巻

大人殺しの子供が集まる2年10組。大人になってしまった小野と、急な告白に驚く冬村さん。色々あるような、なにもないような学校生活と未成人式。設定は面白いからもう少しパンチが欲しい。頑張ってくれ。

少年誌はポップな乳首もダメで、単行本で加筆するのは勉強になった。

アンデッドアンラック 12巻

前巻までの間伸びした感じが薄まって、テンポが良くなった気がする。だけど神がわざわざアンディに調整を課すために作り出した新キャラが否定者でも理でもなく、色々と残念なのは一体どういう事なんだろう?何か考えがあると期待して次巻を待つ。

聖おにいさん 20巻

神と仏のバカンスももう20巻。珍しく長編の後はいつもの日常回に戻る。やっぱり日常回の方が好き。次巻予告が珍しく気になる内容だったけど、なにか大きな動きがあるのかな?

過去が殺しにやって来る

小池ノクトホラー短編集。過去の因縁に囚われた人たちに襲い掛かる奇妙で理不尽な出来事の数々。救いの無い話が多く、エグい描写もあるホラーなので読む人は注意しましょう。ホラー好きにはおすすめの作品です。




7月以前に発売の作品

現在追いかけている作品や、オススメされて読んだ、7月以前に発売された作品です。

泥濘の食卓 3巻

『泥濘の食卓』3巻

好きな人と幸せになりたいちふゆの暴走は勢いを増して、ハルキを脅迫しながら突き進む。深愛はそれに気付き、よくなさそうな選択をする。店長の過去の話も、奥さんの変化も、全てが悪い方向に進みそう。あとがきにあるように堕ちるとこまで堕ちる気配が最高。

静かな狂気、悪意のない善意でまさに泥濘(ぬかるみ)にハマっていく家庭。タイトルが秀逸。

夏目アラタの結婚 8巻

大逆転の7巻の続き。なにを言ってもネタバレになるけど、とにかく素晴らしかった。アクリル板越しですら会えなくなってしまった夫婦と、法の抜け穴。全てが真珠の計画通りだけど、アラタがいなければ成り立たなかった。さあ真珠の恐怖と向き合う一晩だ。

ローズローズィローズフルバッド 2巻

アラフォー漫画家の仕事と恋の物語。深夜の自宅で鍋を囲み、相手の自宅の寝室まで入り込み、息子さんにも応援されてるけど進展がない恋の間に憧れの少女漫画で新連載獲得。上手く転べば最高の状況なのにままならない。そんな感じが好き。

ベアゲルター 2巻

沙村広明が描く女の戦いは、さすがの色気、グロさ、バイオレンスと笑いで楽しませてくれる。売春島になってしまった離島でとんでもなくエゲツない事が起きてるのは分かった。ここからどんな話になるのかはさっぱり分からない。この感じが非常に良い。

神達に拾われた男 3巻

優しくてかわいいチート系のちょっと珍しい異世界転生物語。疫病が発生している浄化槽の掃除と、珍しい過去の話、お嬢様と挑む修行と盛りだくさん。みんないい人で、チート級の魔力と知識も上手く活かしてて安心して楽しく読める。スライムもかわいい。

おやすみカラスまた来てね。 7巻(完)

ついに完結した、すすきののバーを舞台にした大人の恋と仕事の物語。

いくえみ綾作品らしい空気とやり取りが大好きだったこの作品は、最終回に向かっていく流れも素晴らしかったし、大満足の最終回でした。 ありがとうございました。

山田くんとLv999の恋をする 5巻

仲良く楽しくネトゲもリアルも過ごす山田と茜だけど、ネトゲには危険もあるよという話。最初にリアルで会った人達が良い人達だとハードル下がって危ないね。ネカマの瑛太の良いネカマばかりじゃないってセリフ好き。殴り返す茜も良い。

北北西に曇と往け 2巻

読んだらアイスランドに行きたくなる漫画。慧の親友の清が遊びに来てアイスランドの名所巡り。この国がどういう国なのかをきっちりと教えてくれて、その過酷さに驚く。

怪しさ満載の弟が1人で怪しい行動をしているのは次巻以降の布石かな?

着物ちゃんとロリータちゃん 1巻

『ロリータ飯』の岡野く仔が描く、同じクラスのギャル友の私服が意外だった話。
タイトル通り着物好きとロリータ好きの2人がお互いの服装を褒め合いながら楽しく仲良く過ごす。自分の趣味を肯定してくれる人がいるのは嬉しいよね。

ハッピークソライフ 3巻

※この感想は全て褒め言葉です。
クズとカスのダメダメ生活に変化が訪れ、まさかの東京進出。そのお祝いを兼ねた温泉旅行でレオからの謝罪と、圧倒的な恐怖を味わう。 東京でも変わらない最低な生活を送るふたりの最高に下品な生活がたまらない。

リビルドワールド 7巻

ただでさえ運が悪いのに若い女の子が絡むとろくな事にならないアキラ。連戦に次ぐ連戦は激しいアクションシーン満載で面白い。アルファの存在を把握する遺物が出てきて、これから少し変化があるかな?カツヤが一周回ってかわいそうになってくる……。

転生したら第七王子だったので気ままに魔術を極めます 7巻

強力なグールとの戦いも大事だけど、巨悪とバビロンの戦いはもっと大事だった。バビロンとクロウのカッコ良さが目立ち、ロイドの異常倫理観をチラつかせるのは非常に良い感じ。次巻の巨悪との決戦を圧倒してくれると最高。

ACCA13区監察課P.S. 2巻(完)

『ACCA13区監察課』を補完するサブストーリー集。

副本部長、課長、カナリー局員などの意外な過去や繋がり、そして大事な後日譚。本編も面白かったけど、こっちも素晴らしい。もっと読みたい、まだあるだろうと思わせるほど良い作品だった。

ラジエーションハウス 11巻

鏑木から怪しまれて探りを入れられる唯織や、小児被曝の話。チームとして上手く機能し始めているだけに、みんなで協力して検査に挑みたいけど親の立場としては難しいだろうな。たまきさんの過去に何があったのか気になる。早く続きが読みたい。

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 4巻

最近続いていたまったりムードから一転してシリアスな展開。没落貴族の陰謀で危険に巻き込まれる。シャルロッテの過去、ビャクの不思議な力とアンジェに向けた言葉、この先に向けた話が多かった印象。

空挺ドラゴンズ 7巻

捕龍船クイン・ザザがマユーロに到着してすぐに、屠龍船と呼ばれる愛のない龍の狩りをする船と出会う。どう考えても次巻は絡んでくる流れ。 クイン・ザザとリー、船長の過去の話が描かれたりの日常回がメイン。激しい戦いの前の助走期間だと思う。

シャングリラ・フロンティア 8巻

順調に話が進み、ビィラックは古匠になり、新たな敵から新たな素材をゲットした所までは面白かった。そこから別ゲームの話が始まって次巻に続くのはなにか意味があるのかな?なんとも評価が難しい1冊になってしまった。

ボールパークでつかまえて! 3巻

CSシリーズ進出を懸けた試合を含めたシーズン終了まで。ルリコの言葉と、サン四郎の中の人の話がスゴい良かった。正直ここまで感動させられるとは思ってなかった。次巻はオフの間の話になるみたいだから、それはそれで楽しみ。

怪奇千万猫町商店街 2巻

化け猫と人間が一緒に暮らす商店街で両者の橋渡し役をする智聡の忙しい日々。人間嫌いの深藍と人付き合いが苦手な小説家の先生との話はスゴいよかったし、みんなから愛されてる智聡のお祖母ちゃんの話も良い。商店街の成り立ちの話も楽しみ。

君の戦争僕の蛇 1巻

宇宙生物と戦うために生体兵器を移植された英夫と、サポート役の祈莉。段々ふたりの距離が縮まっていくけど、それぞれの気持ちは実は少しずつ違っている。そんな戦場ラブストーリーなのかな?エグい描写とキツいストーリーが中野でいちらしいと感じる。

神客万来! 4巻

酒呑童子、浦島太郎など今回も色んな来客。みちるに奪われた影を取り戻す方法を知った鬼が瑞希の心を揺さぶりながら動き始める。神様や物語の主人公だけじゃなく、幽霊やご先祖様も登場。急展開のラストからどう続くのかな?瑞希との仲は?続きが気になる。

ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。 2巻

タイトルが長過ぎる、タイトル通りの作品。1巻に続いて面白いんだけど、最後の最後が急展開過ぎてなんだか変だった気がするのはページ数が足りなかったのかな?

グレイプニル 12巻

いよいよクライマックスという緊張感がスゴい。ほのかと戦うエレナチーム、エレナの秘策、修一とクレア、全員で戦う最終決戦。全てを背負ったエレナの覚悟が重い。 ところで、ほのかがラスボスだよね?宇宙人と戦ったりしないよね?次巻が待ち遠しい。

君のくれるまずい飴

『みなそこにて』の作者、冬虫カイコ短編集。百合で不穏でホラーで切ない短編がたくさん収録されている。残酷だったり、後味が悪かったり、スッキリしたり色んな作品を楽しませてくれる独特な世界観とキレイな絵が素晴らしい。




まとめ

7月は『ゴールデンカムイ』と『しょうもないのうりょく』の最終巻が発売。どちらも良い結末で大満足でした。

新作も豊作で『正反対な君と僕』『河畔の街のセリーヌ』『ビバリウムで朝食を』『生活保護特区を出よ。』『GLITCH』そして続編の『2年1組 うちのクラスの女子がヤバい』など、ジャンルも様々で今後が非常に楽しみです。

いよいよ本領発揮の『カナカナ』『MIX』や、『Landreaall』『メイドインアビス』も安定した面白さで良かったです。

たけのこが7月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。参考にして頂ければ嬉しいです。

最後に、今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。




ABOUT ME
たけのこ
マンガとゲームとサッカーと美味しいものが大好きです。 マンガの感想と紹介をまとめたページはこちらをご覧ください。