7月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。
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正反対な君と僕 4巻
こんなに楽しい修学旅行が世の中にはあるんですよ！というドキドキしてワクワクする話は最高でしたね。山田と西さんのドキドキ感はたまらないし、タイラズマの関係もとっても良い。
「いつも心にホンちゃんを…」は名言で、ホンちゃんの距離感も抜群。サブキャラたちが輝いているのがこの作品の素晴らしいところです。
スーパーベイビー 5巻
不安な終わり方をした4巻の続きは1冊丸ごと荒尾編。玉緒の地元でお婆ちゃんと過ごす、楽しくて美味しくてゆっくりした田舎暮らし。場の空気に流されたらくぴの熊本移住提案も、それをきっぱり断る玉緒も、良い関係を作ってきたふたりだからこそと感じられた。
いろんな事があったけど、とにかくばあちゃんが最高！このばあちゃんが玉緒を作ったんだと思うと胸熱です。らくぴと玉緒だけじゃなく、ばあちゃんも推したい。
雑貨店とある 5巻（完）
完結してしまいました。作者が言うように一番いい終わり方をしてくれた、いろんな人のいろんな話を詰め込んだ最終巻。最後でグッときて、思わず涙が出たのは本当にこの作品が好きだったんだと再確認した。素晴らしい作品をありがとうございました。
ブルーピリオド 14巻
夏休み広島編。名前だけ出てきた真田を通じた八雲、桃、はっちゃんの繋がりの物語を描いた熱く重い話。八雲にとっての真田、桃にとっての八雲、はっちゃんの決意、キャラの深掘りが素晴らしい。八虎の怒りのシーンも良かった。そして世田介くんは癒し。
よふかしのうた 17巻
修学旅行編が完結。ここにきて過去最高と言える素晴らしい1冊。キクとマヒルの恋の結末は最高だったし、お寿司の回も最高、さらにラストのナズナちゃんの表情！なんだよこれ、最高としか言えないよ！
これがメリバってやつなのかな？
星旅少年 3巻
多くの人が眠ってしまった世界を旅する物語は一転して、303の前に現れたトビアスに導かれ過去編へ。暖かくて切ない物語は思わず涙が溢れそうな雰囲気を保ったまま、また新しい話に続いていく。ラーメンの話は最高でした。
世界観、空気、色、全てが静かで切なく少し寂しい。とても素敵で大好きな作品です。
怖い話はキくだけで。 2巻
色々な人の体験した怪談を聞いた作者が漫画にしたこの作品。ゾワッとする怖さはどんどん増していき、多くの謎や疑問を生んで上質なホラーになっている。作者自身が壊れていくような流れの作り方は良いですね。本当に怖い、先が楽しみなホラー漫画。
下足痕踏んじゃいました 3巻
2巻から続く事件が解決。ヤクザの娘に手を出してしまった上流階級の男をどう追い込み、どんな結末になるかが楽しみでした。新キャラも登場した過去の話も面白かったな〜。次巻からの新展開も楽しみ。
『ハコヅメ』が終了した今、正統派刑事ものとして長く続いてほしい作品。
ペンションライフ・ヴァンパイア 1巻
『ふたりエスケープ』田口囁一最新作はヴァンパイアと人間の女の子のペンション経営コメディ。カタラレと呼ばれる亜人たちと戦うために訓練だけをしてきたエリが、講和条約によって平和になった世界で突然普通に生きろと言われる話。
友達も上手くできないエリが、街で見かけたヴァンパイアのニカを追いかけてたどり着いたペンションを舞台に、本来は敵同士だったふたりが仲良くなっていく。ツンデレのエリと素直なニカ。かわいい女の子同士のやりとりがとても良い。平和に楽しめる作品です。
生き残った6人によると 5巻
新キャラは今まで以上に個性的で、いきなり恋愛面の直球を放り込んで人間関係をグチャッとさせる。5人の成長とゾンビの変化、まだ出てくる秘密と、終わらない恋。
ずっとモールにいると思ってたけど新展開もありそうな予感。6人目は？5巻まで来てもドキドキが止まらない。面白い。
ブスなんて言わないで 3巻
社長の梨花に少し心を開いた気がする知子。見た目にコンプレックスを持ってても考え方が少し違う山本さん。見た目は才能なのか、美しさを褒めるのはいけない事なのか。いわゆる悪い事を悪く言うのはいけないけど、良い物を褒めるのはいいのか。
同じ事を言っても美人とブスだと伝わり方が違い、同じ事を言ってる本人たちも考えが及ばなかったりもする。ルッキズムに対する考え方の難しい所を細かく描いていて相変わらず鋭いと思う。知子のデートは不安だけど少しでも上手くいってほしい。
ダイヤモンドの功罪 2巻
圧倒的な才能を目の当たりにした周囲の羨望、嫉妬、危機感が綾瀬川に向けられる。 想像以上の能力は良い影響も悪い影響も大きくて、その姿からは想像出来ない幼い感情と、悪意なく出てくる無神経な言葉は周囲には理解されず、監督コーチすら打たれろと願ってしまうほどの軋轢を生む。
楽しむベクトルの違いと、育ってきた環境の違いがひたすら綾瀬川に逆風になるのがエグい。そして全てを力でねじ伏せる綾瀬川がさらにエグい。 俯瞰で見れば綾瀬川は被害者でしかないけど、圧倒的存在感がそれを許さない。妙なリアルさがひたすら怖い。最高ですね。
病める惑星より愛をこめて 3巻
かわいいもふもふのおかげで自殺者が減り始めている惑星。この惑星に根づく宗教カジムと、ふたつの部族と、ふたりの青年の物語が1冊丸ごと使って描かれていて、凄まじくて震える。
予想外の展開に心がついていかなかったけど、とにかくスゴい話だった。
月出づる街の人々 2巻
新キャラが登場しながら、主要キャラたちの日常や過去の話がどんどん出てきて微笑ましいし、ほっこりする。メドゥーサとフランケンの一日はかなり好きだったし、クリスマスよかったな〜。
悪い人が出てこないから安心して色んな種族を楽しめる。今回の各キャラの深堀りはとてもよかった。
ばらかもん 19巻 日々
完結したのに続きが読める幸せが噛み締められる、その後の日常を描いた普通の日々。今まで通りのテンションで描かれた今まで通りの話が最高でした。忘れた頃にまた描いて欲しい。こんな続編いつでも大歓迎。ありがとうございました。
ここからは完結した作品の感想です。若干ネタバレしてます。
おとなりに銀河 6巻（完）
最終話のような結婚式の話から始まり、結婚式までの話や、その後の話を次々と繰り出してくる。一体どれだけ泣かせるつもりなんだという素晴らしい内容の最終巻。増量大ページで最後までとても素敵でした。
最終巻の理想の形、1冊丸ごと最終話という感じの1冊で最高でした。
あかねさす柘榴の都 3巻（完）
両親を亡くし、スペインのグラナダで叔母と住む少年の日常と成長の物語は静かに完結しました。日本と違うクリスマスや新年、将来どうするか、色々な経験が新しい生活を作っていく良い最終巻でした。知らない文化を知れるのも楽しかったです。
ゴゴゴゴーゴーゴースト 5巻（完）
ダメOLとオネエ幽霊の痛快祟りコメディーついに完結。正子がウシロに隠していたのは実はウシロの生霊がゆ～先輩を守っているという意外な事だったけど、予想以上に良い終わり方で大満足でした。2人一緒に地獄に落ちるハッピーエンドはなかなか見られませんよね。
ふたりの祟りに乾杯！
召喚する世界 3巻（完）
思ったより早く完結したけど面白かったです。世界観と設定、独特の言葉による表現は大好きでした。暴走してしまった常世を目覚めさせ、人間に戻す最後のきっかけがヒロインのキスなんていうベタだけど最高な流れは素晴らしかったです。なにより終わり方が秀逸でした。
グレイプニル 14巻（完）
着ぐるみバトル漫画ついに完結！ 急にラスボスが池内君に変わって、そういえばそんな伏線あったな〜と思い出した。犠牲者もたくさん出たし、完全なハッピーエンドとは言えないながらも多くの人は救われた。そんな結末でしたね。
GLITCH 4巻（完）
静かに淡々としながら程よい余韻を残して完結。グリッチの謎は全部は解けなかったけど、これからも謎を解くために頑張り続ける子供たちのひと夏の冒険はとても良かったと思う。次回作にも期待してます！連載お疲れ様でした。
たけのこが7月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。
『正反対な君と僕』『スーパーベイビー』がハイレベルで安定感抜群なのは毎回素晴らしいと思います。
『ダイヤモンドの功罪』は2巻もエグくてよかったですね。『ブルーピリオド』『よふかしのうた』は巻数を重ねても面白い、良い話を持ってきてくれました。
完結作品も多く、中でも『雑貨店とある』『おとなりに銀河』は最高の終わり方だったと思います。
ルッキズム漫画『ブスなんて言わないで』は好みが分かれる作品だと思いますが、難しいテーマに果敢に切り込む姿勢がとても好きです。
そして良質なホラー漫画『怖い話はキくだけで。』のゾクッとする怖さは最高です。
今月もたくさんの良い作品に出合えて楽しかったです。
2023年6月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
2023年8月のおすすめ漫画はこちら
今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。
