マンガのおはなし

【2023年】10月に読んだおすすめ漫画13選

10月も多くの漫画を読みました。その中からおすすめの、面白かった漫画を紹介します。購入の参考になったら嬉しいです。

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スーパースターを唄って。 1巻

幼い頃にシャブ中の母親を亡くし、数年前に最愛の姉を亡くした雪人。17歳、売人。 暴力と薬と借金に塗れた雪人が、親友と音楽に救いを求めるドロドロでギラギラしたHIPHOP漫画。

正直、HIPHOPにはそれほど興味はない。だけど素晴らしい1話で続きが気になって、1巻のラストは震えるほど響いた。衝撃作です。

セクシー田中さん 7巻

ベリーダンスを始めて朱里や笙野たちと出会い、少しずつ他人と関わり始めた田中さん。その田中さんのおかげで変われた朱里や笙野たち。とても良い関係の中、予想と違う形で進む恋物語が意外だけど納得もできる。

朱里に教わったメイクのおかげで少し前向きになった田中さんがとても素敵で、会社の同僚とメイクの話をサラッとしたシーンとかスゴいよかった。結婚に対する考え方を見合い相手と話す笙野の成長と変化も素晴らしい。

みんなが少しずつ上手くいって、ハッピーエンドに向かうと思っていたらまさかの不倫スタート。この流れは全く読めなかったな。

来世は他人がいい 8巻

「殺されても意地でも死なん」最高に吉乃らしいセリフでシビれたあとに始まった霧島の過去編。幼い頃の霧島の狂気、吉乃への執着の始まり、蓮二とのやり取り、狂おしいほど好き。全く飽きずに読み続けられるイカれた奴らのイカれた話。

あくたの死に際 1巻

心を病んだエリートサラリーマンが、売れっ子作家になった学生時代の文芸部の後輩に再会してもう一度小説を書く話。普通が良い恋人や、ラノベを書かせようとする担当、期限が迫る休職期間など、多くの障害が待ち受けている。

周りの目が気になる常識人ぶった主人公が後輩の言葉で奮起するんだけど、辛辣な言葉を浴びせながら誰よりも正しく主人公の事を評価している後輩という2人の関係性は大好物です。

劇光仮面 4巻

スゴいという言葉では表現しきれないスゴさが出てきた。 リアルに拘り続ける特撮漫画だからファンタジー要素は無いと勝手に思い込んでたのを真っ向からブチ破られた。ここまで読んで、これはもしかしてヒーロー漫画なのか?と思わされたのは衝撃。話の作り方が上手い。

かげきしょうじょ‼︎ 14巻

煌三郎の不倫疑惑から始まった騒動でのさらさの成長と、暁也との別れは感慨深いものがある。卒業に向けて盛り上がるのが今から楽しみ。

少し嫌な予感はあるけど、スピンオフの澄栖杏編が素晴らしくて吹っ飛んだ。この作品のスピンオフは毎回本当に素晴らしい。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 21巻

デビューライブの後もデビューライブ。新生シオエクの話が始まり、丈二と親父、ただいま、新曲の流れに号泣。次巻以降の五月の成長で泣く準備しておきます。

狂気のエイミー・ワインハウスとシュウトのライブシーン、4ページ使った見開きは鳥肌。紙の本はどうなってたんだろう?コマの使い方がエグい。最高。

ダイヤモンドの功罪 3巻

圧倒的な才能と身体能力、そして思考能力まで高い。楽しいから、みんなが喜ぶから勝利を目指す。勝利を目指す事が楽しさに繋がるという考えと似ているけど異なる綾瀬川に代表チームのスタッフたちは理解してくれたけど、大会後の新チームに不安を残す。

誰もが驚く想像以上の能力に、周りの全ての人が狂わされる空気が最高に怖くて良い。少し空気が良くなったから、次巻はとことん落としてきそうな気がする。メチャクチャ楽しみ。

メダリスト 9巻

光の圧倒的な演技に呑まれてしまう多くの選手たち。1話目から泣ける話の後、ついに始まる金メダルをかけた光との初めての直接対決。鳥肌と涙の演技は最高で、結果の描き方もとてもよかった。

ここまででノービス編は終了、次巻からは中学生のジュニア編!素晴らしい熱量と迫力の描写はさすがだったし、現実離れしながらもご都合主義過ぎないバランスも見事。

放課後ひみつクラブ 3巻

期待通りに楽しい蟻ヶ崎さんと猫田くんのおとぼけヒミツ・ミッケ物語。秘密を見つけても悪用しない美少女のマイペースぶりが大好きです。表紙になってる生徒会長のキャラも良い。

まだ猫田くんが表紙になってないけど、このままならない気もする。それはそれで好き。

霧尾ファンクラブ 3巻

クラスメイトの霧尾くんを超強火で推す藍美と波。そのふたりを推す新キャラ・星羅も登場して素晴らしいです。複雑に絡み合うキモヲタたちの一方通行の想いがとにかく最高。

毎巻最終話は意味深な話で終わるのも気になるし、霧尾くんの顔を見せない心遣いも好き。面白い。

あかね噺 8巻

ライバルたちの長所を活かした素晴らしい演目を見た後の本番。大好きな父の弱さに気付き、その弱さを取り込みながら更なる成長を果たし、最後は父の涙で幕を閉じる素晴らしい1冊だった。

もしアニメ化したらこの後の結果発表までが第二部かな。流れも上手くて面白い。

兄だったモノ 4巻

聖に転がされてその気になった鹿子による角度がおかしい西追ビンタからの過去語り。聖のおかしさを語り合って、怖さの対象が聖に変わってきたのは良いですね。あとは上手くまとめてほしい。

妙にみんなの体がゴツくなってきたのが気になる。肩幅増し増しなのは作画の問題?




ここからは完結した作品の感想です。若干ネタバレしてます。

異世界猫と不機嫌な魔女 5巻(完)

魔王を倒した後日譚。伝説の魔女と、魔女が召喚した最後の守護獣の物語は完結。女王の闇、魔女の覚醒と決断、そしてナァの大活躍。期待通りの流れから想像以上の結末で素晴らしかったです。とにかくナァのかわいさが最高でした!

東京ヒゴロ 3巻(完)

静かな余韻を残してキッチリ完結した最終巻。最後まで読み応え抜群な充実した内容だったと思います。自分の作りたい雑誌を出版に漕ぎ着けるまでの話と、それで終わりでは無い話、これからも歩き続ける塩澤さんのカッコ良い姿は最高でした。

おかえりアリス 7巻(完)

体感5分で読み終えた最終巻。結末からエピローグ、そして最後に濃厚なあとがき、押見修造が性をテーマに描いた作品はこれで完結です。性に対する違和感や、人それぞれの形を洋ちゃん、慧、三谷の苦しみで描いた強烈な作品でしたね。連載お疲れ様でした!

ドランク・インベーダー 4巻(完)

全4巻できっちりまとめたお酒で異世界交流漫画。そういえばドロシーはそれが目的だった!と思い出した最終話の、余韻を感じる最終ページがとてもよかったです。次回作にもとても期待してます。連載お疲れ様でした!

君は放課後インソムニア 14巻(完)

ハッピーエンドしか期待していなかった青春物語は期待通りにハッピーエンドで完結。最後にビビったガンタが妙にリアルで、言葉のないエモーショナルなシーンからのラストはこの作品らしい終わり方だったと思う。良い作品をありがとうございました。

煙の先の敷島さん 3巻(完)

喫煙オフィスラブストーリー完結しました。最後は告白もしてキッチリと終わって良かったです。喫煙の魅力や格好良さを上手く描きつつ、マナーの大事さも伝わる良い作品でした。

敷島さんが幸田のためにマスクを外したシーンは本当に良かった。

レトロポリス・スクラッチ 3巻(完)

『デッドマン・ワンダーランド』のコンビという事で期待して読んでましたけど、イマイチ盛り上がる事なく完結してしまいました。刺青の描写は良かったけど、逃げる能力はイマイチ上手く使い切れなかった印象でしたね。お疲れ様でした。

うみそらかぜに花 4巻(完)

ぶっちゃけた感想を言うとカナメとアミの恋の話にするには急すぎたし、時間が足りな過ぎたと思う。しかも最後には家族と離れ離れで、あんなに仲良く楽しく過ごした友達とも離れ離れ。これがメリバってやつですか?

3巻までは好きだったけど、この最終巻はちょっと……。




たけのこが10月に読んだおすすめのマンガを紹介しました。

『スーパースターを唄って。』はちょっと衝撃でした。同じく1巻が発売の『あくたの死に際』も非常に良かったです。

『セクシー田中さん』の意外な展開は驚きで、『かげきしょうじょ!!』『SHIORI EXPERIENCE』は安定感抜群でしたね。

『来世は他人がいい』の全員狂った雰囲気が自分は大好きみたいです。そういう意味では『霧尾ファンクラブ』の狂い方も好きですね。

『異世界猫と不機嫌な魔女』『おかえりアリス』が完結してしまったのは残念ですが、とてもいい終わり方だったので満足してます。

今月もたくさんの良い作品に出合えて楽しかったです。

2023年9月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら
2023年11月に読んだおすすめ漫画の感想はこちら

今まで読んだマンガの感想を、月別にまとめた記事を貼っておくので、よろしかったらご覧ください。

今まで読んだマンガの感想まとめ

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たけのこ
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